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――アルバムに収録される「Born to Try」では、自分を信じることの大切さを歌っていますが、この曲について聞かせて下さい。
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| デルタ: |
「Born to Try」は、私が17歳のときに作った曲なの。当時は私の人生にとてもたくさんの変化があって、『ネイバーズ』っていうTVショーに出演するためにメルボルンから引っ越したりしたの。私が表現したいことそのものを歌うことができたから、作曲したときは贈り物をもらったような気がして、幸せだったわ。あの曲を通して、自分の信じていることや、表現したいことを人々にメッセージとして伝えられたと思うの。シドニーの自宅の、大きなピアノのある私の部屋で作ったんだけど、ふと曲が舞い降りたような感じだったわ。
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――曲が舞い降りてくるんですか?
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| デルタ: |
他のことから遮断された自分だけの空間にいると、自然に湧いてくるのよ。自分の思いとか、本能とか、自分のハートを聴くの。たとえば私たちは日記を書いたりするでしょう。そういうときって部屋のドアを閉めて、ひとりになって、自分の感情をすべて表現するじゃない? 音楽もそれと同じよ。私にとって、曲を書く一番いい方法がそれね。私のボーイフレンドのブライアンは、曲作りがとても上手なんだけど、彼はどこででもギターを弾いて曲を作れるのよ。でも、私はひとりになって曲作りをするのが好きかな。
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――「Be Strong」は癌の闘病生活中に制作した曲と伺いましたが、あなたの力強い前向きな主張が伝わってくるナンバーだと思います。
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| デルタ: |
あれは私の友達のために作った曲なの。私が癌のキモセラピー(化学療法)を受けているとき、その友達も同じ治療を受けている最中だったのね。それで彼女に曲を捧げたいと思ったの。『あなたの考えていることはよくわかるわ』ってね。だから「Be Strong」は友達に向けて描いたとても個人的な曲なの。『どんなに辛くても、頑張って、強くなって』って、友達に語りかけるようにね。
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――あなたの曲にはどれも、芯の強さが込められていますが、時には自分を信じられなくなることもあると思います。そんな時はどうやって乗り越えたか教えてもらえますか?
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| デルタ: |
たしかに自分を見失って、「明日や明後日はどうなってしまうんだろう」と思ったこともあったわ。でも、できる限りポジティブで居続けることが一番いいと思うわ。同じ病気を患っている人もたくさんいるし、自分自身のためにも、ネガティブではいられないもの。ネガティブでいると、ストレスも溜まるし、自分自身の気持ちに影響が出てしまうから。私だって治療中には毎日気分が悪くて、どうしていいかわからないと思ったこともあるわ。治療の副作用で、外見的にも別人みたいになってしまったりね。髪も抜けて、肌の色も変わって、吐いてしまうから体重が減ってしまって…。だからこそ私の義務は、人々にポジティブなメッセージを送り続けることだと思っているの。いま苦しんでいる人に、自分はひとりじゃない、乗り越えた人が他にもいるんだから、必ず自分にもできるんだって、一日の終わりに思ってもらいたいのよ。
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――あなたの曲にはポジティブなメッセージとともに、とても温かい愛情も込められていると思いましたが。
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| デルタ: |
私の愛する人々、たとえば家族や友達に関する曲をたくさん描こうとしているわ。彼らが私のやっていることを受け入れてくれるってとても大事だと思うし、家族やボーイフレンドには毎日のようにインスパイアされているわ。(曲に)温かさが生まれてくるのは、愛する素晴らしい家族に恵まれているからね。
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| インタビュー・文/大柳葵理絵 |