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インタビュー

Enter Shikari/エンター・シカリ

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小さいことが大きな変化を生むんだから、みんなが小さい変化を生みだしていけば一つ一つの小さい力が世の中を変えていけると思うんだ。
エンター・シカリ/Enter Shikari
圧倒的なライヴ・パフォーマンスから火が付き、レイヴとメタルを融合させたとびっきりのダンス・ビートで音楽シーンに躍り出たエンター・シカリ。衝撃の1stアルバム『Take To the Skies』から2年半、ついに6/24、待望のニュー・アルバム『Common Dreads』がリリースされる。4月は“PUNKSPRING 09”で約1年ぶりに来日を果たし、今年8月には“SUMMER SONIC 09”への出演が決定し、再びシーンを騒がせ始めている彼らを直撃した!
――それでは最新アルバムについてお聞かせ下さい。2年半ぶりの新作を作り終えた感想はいかがですか?
ロブ(Dr)&クリス(B&Vo): 長かったねー(笑)。
ロブ: とにかくワクワクしてるよ。1枚目は長い間時間かけてライヴでも演奏していた曲をアルバムに入れたけど、今回はほんとにスタジオで曲作りをして、ライヴでは全然披露していない曲をレコーディングしたんだ。
クリス: 自分たちでも、“こんなにいい曲がたくさんできるんだ”っていうことを改めて確認できたしね。
ロブ: 今は出来上がってからしばらく経ってリリースの準備をしているところで、早く早くみんなに聴かせたいっていう気持ちがすごく強いんだ。自分たちが誇りに思っている内容だし、すごく気に入ってるからね。
――確かに今回は前作から2年半という長い期間でしたが、楽曲作りや作詞で何か変化はありましたか?
ロブ: 今回の方が前作より時間が長くあったということと、全く何もないゼロから全部作り上げたって言うのが、1枚目と全然違ってるね。前回はライヴでやってきた曲をスタジオに入ってすぐレコーディングして“はい終わり”っていう感じだったんだけど、今回はスタジオに入っていろいろなアイデアや意見を出し合ったり、曲作りでもいろんなことを試すことができたことがすごく大きかったね。基本的な部分をまずコンピューターに入れていろいろいじくってみて、これがおもしろい、あれがおもしろいっていうのをやってみたりしたね。
クリス: いろいろなアイデアが自然に自分たちの中から出てきて、それですごく満足のいくものができたっていうのが、すごく手ごたえが合ったよ。すごく楽しかったね。
――今回のレコーディングでは、いろいろなアイデアを出して試した中で1番大きなチャレンジは何でしたか?
クリス: 大きな挑戦かぁ。内容がすごく濃くて新しい斬新さもあって自分たちとして手ごたえのある満足するもの、だけど同時に人が聴いてワクワクして楽しいと思えるアルバムにしたかったんだ。人に受け入れられる、人が聴いてすぐ分かるっていうことと、同時にちゃんと奥深さもあるっていう両方を兼ね備えた作品にするっていうのが、大きな挑戦だったかな。
ロブ: あとは、今回曲ができすぎちゃったんだよね。スタジオに入った時はゼロから作り始めたこともあって、すごく足りなくなるんじゃないかって思ってたんだけど、結果的には18曲もできちゃって。アルバムのトラック自体は他のインタールードとかもあって多くなってるんだけど、曲自体は11曲まで絞り込まなきゃいけなかったのが、結構大変だったよ。
――なるほど。今回の楽曲制作では、イギリスのお屋敷を貸し切って、レコーディング合宿を行なったということですがどうでした?
ロブ: この屋敷がマジですっごいでかいんだよ! プロデューサーの屋敷なんだけど、本当に古くて過去にジョージ王とか歴代のイギリスの王様もそこに泊まったことがある幽霊が一番でやすいお屋敷なんだよ(笑)。夏の間避暑地みたいな感じで人がいっぱい来てるんだけど、1ヵ月半くらい屋敷の近くに泊まったのかな。週末は各々自由時間だったから、すごい綺麗なところで田舎風景を楽しみながら散歩したりとかそんなことをしていたね。
クリス: すごくインスピレーションが湧いてきたな。
――穏やかな週末ですね(笑)。そんな中できた今作ですが、曲によってよりレイヴっぽかったり、メタルっぽかったり、かと思えば融合みたいな感じですごい幅が広がったように思いました。
クリス: ありがとう! 成長したってことかな(笑)!
ロブ: この2〜3年の間に自分たちの好きな音楽の幅も広がってきたっていうのもあるかな。決して狙ったわけではないんだけど、自分たちの音楽を作る時も、一つのことにこだわるってことはせず、いろいろ自分たちが聴いて刺激を受けたものとかをすごい素直に表現したら、結果的に今回のアルバムになったんだよ。
――個人的な経験とかも曲には反映されているんですか?
ロブ&クリス: 超反映されてる!
ロブ: 音楽的な部分で言うと、最近出ていているダブル・ステップみたいな新しい音とか新しいシンセだとかをすごく取り入れているっていう部分でもあるね。
クリス: 音楽的な部分もそうだし、歌詞の面でも最近の政治問題だとか環境問題とかに自分たちの意識がすごく向いているのも現れているんだろうな。自分たちがツアーを多く回るようになって、意識が他の物にも行くようになったからなのかな。歌詞の部分でもすごくでてるね。
――アルバム収録曲の「アントワープン」は、エンター・シカリらしい強烈なインパクトのある曲ですよね。
クリス: 俺たちもあの曲好きだよ。結構初めの頃にできた曲で、ベルギーの昔話からできた曲なんだ。ベルギーのアントワープに行った時に乗ったタクシーの運転手がベルギーに伝わる昔話をしてくれたんだよね。それが面白すぎて、携帯でその話を全部録音してて(笑)。村人に悪さをする巨人を英雄が退治する話なんだけど、曲では今の人生の生き方に対する暗喩になってるんだよ。
――かなりメッセージ性の高い作品ですが、このアルバムを通してみんなにどんなメッセージを伝えたいですか?
ロブ: ちゃんと見れば見えてくる問題にみんなの意識を向けてもらいたいなって。世の中は決して完璧なものなんかじゃないし、今世界が抱えている問題にも目を向けて欲しいんだ。大企業や政府によって地域社会とか地域の産業とかそういった価値観が失われてしまっているからね。
クリス: 広告とかっていうのは、みんな自分たちの周りとは関係のないものと考えてしまいがちだけど、実は一つ一つ誰かにコントロールされているものなんだよ。小さいことが大きな変化を生むんだから、みんなが小さい変化を生みだしていけば一つ一つの小さい力が世の中を変えていけると思うんだ。
――夏に控えているサマソニに向けて一言お願いします!
ロブ: すっごい待ちきれないよ。
クリス: アツいのは分かってるから、スプリンクラー持っていくよ(笑)。でもとにかくワクワクしてる。楽しみにしていてね!
インタビュー・文/山田 美央
■Release Information
Enter Shikari
NEW ALBUM
Enter Shikari
『Common Dreads』

Ambush Reality/Hostess
AMBR006CDJ
\2,490 (tax in)
09-06-24発売

1. Common Dreads
2. Solidarity
3. Step Up
4. Juggernauts
5. Wall
6. Zzzonked
7. Havoc A
8. No Sleep Tonight
9. Gap In The Fence
10. Havoc B
11. Antwerpen
12. The Jester
13. Halcyon
14. Hectic
15. Fanfare For The Conscious Man
16. All Eyes On The Saint *
17. We Can Breathe In Space, They Just Don't Want Us To Escape *
* Bonus Track (Japan Only)
■Streaming
Enter Shikariのメンバーからコメントが到着!


■Link
Enter Shikariに関する情報は下記HPで!
オフィシャル・サイト(日本):
http://hostess.co.jp/entershikari/

オフィシャル・サイト(海外):
http://www.entershikari.com/

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