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――デビュー・アルバムはヒットが沢山出て、ロック・ファンにもポップ・ファンにもアピールしたわけですが、今回もヒット満載アルバムを意識しましたか?
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| ニック: |
まず僕らにとってのヒット曲を書こうとした。大きなコーラスが入ったスケール大の曲。僕らにとってヒット曲=良い曲なんだ。
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| リッキー: |
ヒットする、しないに関わらずアルバムに入れる曲は、全曲良い曲であるべきだと思ってるよ。
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――『エンプロイメント』はあなた達のオリジナリティが浮かびあがった作品でしたが、本作にもその路線が貫かれていますね。
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| リッキー: |
あのサウンドは僕らから自然に出てくるんだ。今回は新しいサウンドを追及する必要がなかったから、1枚目より制作はずっと簡単だった。
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| ニック: |
新作は僕らのバンド・サウンド・ズバリの音なんだ。ビートルズみたいにね。
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――プロデューサーにはスミスやブラーで有名なスティーヴン・ストリートを起用したわけですが、その効果は?
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| リッキー: |
1枚目のときも何曲かプロデュースしてもらったんだけど、今回は全部お願いした。僕らオリジナルのサウンドもあるしアイデアもはっきりしているから、彼には僕らが自分たちでやれないことを助けてもらったんだ。例えば僕らが演奏するのを忍耐強く録音してくれる人ね。
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――サウンドがよりラウドにパワフルになったと思いました。
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| ニック: |
なにしろ1stアルバムの後に2年もツアーしていたんだ。大きな会場で演奏するようになって、僕らのサウンドもより大きくなったんだ。
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| リッキー: |
それに大物バンドの前座も務めて、彼らをお手本に僕らも頑張ろうという気持ちもわいてきた。
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――同時に1枚目にあった悲しさ、楽しさ、ユーモアが新作でも保持されていますね。
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| ニック: |
僕らにあるユーモアのセンスって、スミスやキンクスやビートルズにあったユーモアの感覚と同じだと思うんだ。
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| リッキー: |
シリアスなテーマについても楽しくアプローチしようと思う。
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| ニック: |
スミスの「ガールフレンド・イン・コーマ」みたいにさ。悲しいようで可笑しいというか。
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――ところで新作をしめくくる最後の曲は「リタイアメント」(引退)ですが、これはデビュー・アルバムの『エンプロイメント』(雇用)とどういう関係にあるのですか?
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| ニック: |
去年冗談で、イギリスの雑誌に僕ら引退するって言ったら、本気にされたんだ。あと2ndアルバムは『リタイアメント』というタイトルだって言った。これもでまかせだったんだけど。二つのエピソードが関係している。
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――過去に来日した時の日本の思い出は?
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| ニック: |
'05年に初めて行ったときは多忙な年で、仕事しすぎて疲れてホテルで寝てたね。去年は年明け5週間の休暇の後で行ったから休暇の延長みたいだった。クリブスと一緒で、ライヴをやって新幹線に乗って、とっても楽しかったよ。
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| インタビュー・文/高野裕子 |