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――デスチャでは主に女性の強いあり方を歌っていた印象がありますが、このソロではもっと多面性を表現しているようですね。
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| ケリー・ローランド: |
そうね。このアルバムは私がひとりでやっているから。それは大きな違いだわ。このアルバムでは私がここまでくるのに経験したいろいろなことに基づいて歌っている。これまでに私がくだした決断とか、女性として何を手に入れたいと思っているかとか、そういうこともね。デスチャのときは、ふたりが一緒にいてくれたけど、今は自分だけ。自分で選択して、自分で自分の面倒を見なきゃいけないの。その分、ちょっと大変だけどね。
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――最初は戸惑った?
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| ケリー: |
ええ。やっぱりグループはひとつのチームとして動くわけで、だからこそデスチャはあそこまで成功できたと思うんだけど。それが、すべてを自分で考えて動いていいってなると、最初は戸惑いもするわよね。私はチームの一員でいることに慣れていたから、正直、カルチャーショックみたいなところもあったのよ。グループ時代はなんでもみんなと一緒にやっていたから、ときどきガールズが恋しくなったりもしたし。でも、ソロでやる喜びというのは確かにあって、やればやるほど楽しくもなってきたのね。だって、自分は何が好きなのか、自分はどんな人間なのかってことを学べるんだもの。こうやってひとりでインタビューを受けることも、すごく価値のあることだなって思うの。
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――もっと早くソロでやりたかったという気持ちもあったんじゃないですか?
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| ケリー: |
それはなかったわ。準備ができてなかったもの。神様の与えてくれるタイミングは、パーフェクトよ。正直に言うと、前作を作ったときは、まだ怖かったの。その上、完成を急かされたしね。でも、今回はすごくワクワクしながら、時間もたっぷりとって作ることができた。「さあ、今日もスタジオに行くわよぉ!」なんて感じでね(笑)
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――ところで、いろんなプロデューサーが今作には関与してますよね。何人かの感想を聞きたいのですが。まず、ポロウ・ダ・ドン。
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| ケリー: |
彼とは1stシングルの「ライク・ディス」を一緒にやったんだけど、最初にあのトラックを聴かせてくれたのはショーン・ギャレットだったのね。彼はほかにも4〜5曲スタジオにもってきたんだけど、私はあのトラックばかりに気持ちがいっちゃって。派手でパーティっぽくって、いい感じだったからね。なので、そこにリリックを書いて、そのあとでポロウに会ったの。ポロウはすごいエネルギーを持ってて、とにかくクリエイティヴな人だったわ。
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――スコット・ストーチはどうでした?
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| ケリー: |
彼はアルバム制作の最後の段階で参加してくれたの。しかも、彼のほうから私に連絡をくれたのよ。私と仕事がしたいってね。それはすごく嬉しかったわ。
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――それからタンク。彼の今作での仕事は素晴らしいですね。あなたとの相性もすごくいい。
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| ケリー: |
そうね。彼は2曲、プロデュースと作詞を手掛けてくれて、そのうちの1曲「ザ・ショウ」はデュエットすることもできた。もう1曲の「ゲットー」はたったの45分でレコーディングが終了したのよ! あの曲のフロウが気に入って、スタジオに入って、さらっとやれちゃった。自分でもビックリよ(笑) で、タンクに言ったの。「誰かMCが必要じゃない?」って。そしたら彼が「誰がいいの?」って訊くから、私はずっとファンだったスヌープの名前を出して。そうしたらなんとOKが出たから、もう、「やったぁ!!」って感じだったわ。
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――それから、スターゲートも参加しているって話を聞いたんですが。
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| ケリー: |
スターゲートとの曲は今作には入ってないわ。彼らとは実際にスタジオに入って一緒にやってみたんだけど、今回はうまくいかなかったの。でも、ぜひまた違う形でやってみたい。彼らのサウンドはほかとは違うから、好きなの。
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――そうしたいろんなプロデューサーといろんな曲を録り、本当に多彩な内容になっていると思うんですが、全体の流れはスムースですね。
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| ケリー: |
曲順にはこだわったからね。ミッドテンポから始めて、アップテンポになって、それから徐々にメロウにしていって、じっくり味わえる感じにもっていく……そういう作りにしたかったの。以前、誰かに、「曲順がすべてなんだ」って言われたんだけど、私もそう思うわ!
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| インタビュー・文/内本順一(http://ameblo.jp/junjunpa/) |