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――アルバムは、キュートなポップさとエネルギッシュな激しさを兼ね備えていて、驚くほどのクオリティの高さだと思います。10歳で曲を書き始めたそうですけれど、何故そんなに小さい頃から音楽を作ったり歌を歌ったりすることに惹かれていったんでしょう?
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| クリスタル: |
そうね、子供の頃だからなんでかはわからないけど、とにかく歌ったりすることが本当にとても好きだったのね。でも、バンドを組もうとかミュージシャンになろうとかは特に決めてなくて。ただ、ひたすらひたむきに情熱を傾けてきただけ。
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――好きなバンドはダッシュボード・コンフェッショナルなどのエモや激しいロックが多いんですよね。そういうものが特に好きな理由は?
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| クリスタル: |
ロックの持っているエネルギーが自分の中でとても心地よくて、自分が言いたいことをそういう音楽にのせるのが一番伝えやすいの。だから私にとっては作りやすい音楽でもあるし、今のバンドのサウンドもすごく気に入ってるわ。
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――それにしても、こんな年齢でデビューを果たすなんて予想してました?
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| クリスタル: |
こんなに早くデビューが決まって、こんな風なキャリアになるっていうのは全く予想してなかったわ。自分で考えていた予定では、音楽大学とかに入って、音楽的な技術を磨いてどこかで発見されればいいなって思ってた。でも中学3年くらいのころにレーベルから契約の話があって。実際に契約した2日後にはもうレコーディングしてたし、それから1年間くらいツアーをずっと続けてきたから。
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――アヴリル・ラヴィーンを手がけたWizard Of Ozがプロデューサーをつとめたわけですが、彼らから学んだことは?
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| クリスタル: |
音楽っていうものは実際作業しながら現場でやっていくっていうのが一番いい方法だと思うの。私が行こうとしていた音楽学校っていうのは実際にそういったかたちで教えてくれるところだったのね。だから、プロデューサーといっしょに仕事をするっていうことは、私にとっていちばん良い形で音楽の勉強になったんじゃないかな。今はバンドもタイトになってきたと感じるし、私自身もミュージシャンとしてもソングライターとしてもとても成長できたと思う。
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――同じプロダクション・チームが手がけたということでアヴリル・ラヴィーンと比較されることが多いけれど、それに関してはどう思います?
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| クリスタル: |
比較されることは周りの人も含めてみんな予想していたと思うのね。女性のロック・ミュージシャンってそんなにいないし、同じように女の子だし。似てる部分は外から見ればたくさんあるから、比較されることも多いと思うの。でも、二人とも全然違う人間だから。体型も違うし、曲の書き方も違うし。その違いは自然と音楽にあらわれていると思う。
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――シングルの「Anticonformity 絶対自分主義」はじめ、アルバムの曲は周りからの圧力と向き合うことが大きなテーマになっていますよね。そういうことは自分自身が感じてきたものなんでしょうか?
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| クリスタル: |
この曲はもともとわたしがハイスクールに入る前に書いたものなんだけれども、そのときも周りからのプレッシャーっていうのはすごく感じてて。「こういう風になるべきだ」っていうプレッシャーをかけられたりとか、枠にはめられたりとか。こういう風に生きろって言われたり、やりたくもないことをさせられたり。でも「自分自身に忠実である」っていうのが、この曲のメッセージだったから。そのときにこの曲の意味もすごく実感したし、だから私自身も頑張ってこれたんだと思う。それで、その話をレコード会社の人に話したらとても興味を持ってくれて、もう少しみんなにも伝わりやすいように書き直したいって思ったの。だから、今の曲は「周りの人たちが言っていることに惑わされない、自分自身に忠実に」っていうメッセージが以前よりもはっきりしたと思う。
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――では、あなたと同世代の人たちに向けて伝えたいメッセージは?
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| クリスタル: |
自分の情熱を傾けられるようなものをなにか見つけてください、っていうことね。周りの人に流されて自分らしくないことをしたりとかしないように、自分の心に訴えかけるものをしっかりと持っていればきっと大丈夫。誰かに期待をかけられたり、「ああしろ」とか「こうしろ」とか周りに言われると思うけど、自分がそこに行って、心地いいと思わなかったらやらないくてもいいと思う。それが『Anticonformity 絶対自分主義』からのメッセージ。自分が本当に心から好きだと思うことを追い続けてほしい。それがたとえ変わっていったとしても、その時心地いいなって思うことを自分で感じて行動していればいいと思うから。
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| インタビュー・文/柴 那典 |