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――今回、初めてのソロ・アルバムですが、「ソロだったらこういうことをやりたい」と考えていたことは?
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| LIKKLE MAI: |
レゲエのフォーマットじゃないものを取り入れたりとか、よりLIKKLE MAIの個性を反映させることに集中した、という感じかな。
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――DRY & HEAVYの時の「レベル・ミュージック」的な部分とは違うことを表現したいという気持ちもあったのですか?
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| LIKKLE MAI: |
もちろん、メッセージも含め「ルーツ・レゲエ然」としたものに囚われてはいない、ということではあるけど、私が言いたいことは、そんなにDRY & HEAVYでもソロでも変わらない。いつも私が伝えたいことから目を背けたことは1回もないって言い切れるんですよ。ルーツやダブは、もちろん私の根源っていうか一番聴いてきた音楽ではあるけど、それよりも私が生まれてから育ってきたルーツに従って作ったのが今回のアルバムってことになりますかねぇ。
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――その「ずっと変わらず伝えたいこと」って?
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| LIKKLE MAI: |
それは「生きる」ってことですね。どうしても日本人は、多民族国家じゃない分、自分のわかるものは受け入れるけど、そうじゃないものに対してはすごい拒絶反応を示すな、って思う時があるんですよ。いろいろな国の音楽を聴いたり、実際にいろんな国に行って人と触れ合って学んだことはすごい財産だし、世の中いろいろな人がいて、いろいろな生き方があるけど、それぞれを尊重する、ということを踏まえた上で発してるメッセージを大事にしてますね。
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――「Gypsy Woman」とか、GOMAさんのディジリドゥーが入った「My Old Flame」とか、オリエンタルな雰囲気を随所に感じたのですが?
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| LIKKLE MAI: |
うん、それは結構反映させたいと思ってやったんですよね。京都のお寺とかヨーロッパの教会とか、歴史的な建築物とか仏像が時代を越えて私達に訴えかけてくる、そのパワーって消えない炎のようだなぁって。そういうところから作った曲が「My Old Flame」。それをあえてレゲエ風にとか考えずに、自分の東洋的な気持ち、オリエンタルな音を大事にして。GOMAちゃんのサウンドも、アボリジニーの楽器なのに、すごく東洋的な湿度を感じるんですよ。フラメンコも、もちろん専門家ではないけど、私のフィルターを通して作った「Gypsy Woman」は、結果的にオリエンタルな響きをもって作れてるなぁって。そこは自分でも気に入ってるところですね。
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――そういう要素がありつつも、やっぱりどの曲も「レゲエ」は感じるんですよね。「レゲエ・シンガー」という意識はないですか?
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| LIKKLE MAI: |
いや、私はレゲエ・シンガーだとは思ってる。ただ、今のレゲエが果たしてレゲエに聞こえてくるか?って言ったら、私は最近のレゲエはすごくコンセプチュアルだなぁと。「音楽」として聴いた時には、バウンティ・キラーのガナり方がそのまま日本語になってるような、とかさ・・・あっちのヒット・トラックをちょっとアレンジしただけのトラックだなぁ、とか、せっかく私達ってもっと雑食に音楽聴いてるはずなのに、割とレゲエ自体が1つのツールになっちゃってて、私にとっては「レゲエ」じゃないなぁって(笑)。同じ事をそのままやってたらあまり面白くない(笑)っていうか。
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――すごく共感できます。自分では「レゲエ」だと思って、自分にとって自然なことをやるということですよね。
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| LIKKLE MAI: |
うん、私はすごいルーツ・レゲエのマニアだし、(わざと)わき道に行くってことではなくて。要するにレゲエのフォーマットのルーツじゃなくて、私自身の、私にしかない“ルーツ”に単純に従った結果っていう言い方がしっくりくるかな。
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――DRY & HEAVYとしての活動は?
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| LIKKLE MAI: |
DRY & HEAVYとは、建設的で有機的な(別れであって)・・・私はソロとしてやっていくんですけど、別にケンカ別れとかじゃないから。たぶんみんなも(ドラヘビを)続けていくし。
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――今後の活動予定や、「こういうことやっていきたい」というのはどんなことでしょう?
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| LIKKLE MAI: |
今回のアルバムは私のニュー・チャレンジがぎっしり詰まってるアルバムだから、すごくLIKKLE MAIの世界観が反映されたライブをやります。バンド・スタイルでそれをやった後は、アコースティック・スタイルで小さい場所も、今までバンドでまわれなかったところもきめ細かくまわりたいですね。
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