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――3年ぶりのニュー・アルバム『山と海』はアルバムとしては初の日本語タイトルになります。それに加えて、ジャケットも今まではイラストの作品が多かったのが、今回は景色の写真ですよね。今までと違ったアプローチになるかと思いますが、元々そういったコンセプトやイメージがあったんでしょうか?
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| TICO: |
コンセプトとかは無くって、先に音が出来ていってそれを並べていったら大体そんな感じのイメージになっていったっていう。“山と海”って言葉が、ドーン! と出てきて。このタイトルがアルバムにガッチリとハマったっていう。ジャケットに関してはいつもメンバー内でやっているんだけれど、今回は僕がやることになって。そのイメージが“山と海”だったから、これがいいなって。
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――今作は今までと比べても、メロディアスで美しい、ロマンティックな曲が多いように感じます。中盤のM-4「ランデブー」以降の流れ、特にM-6「Sky Hiking」はリトテン至上の泣き曲だと思います。
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| TICO: |
ねえ、たまたま生まれたんだよね(笑)。まぁ曲が出来上がっていったら、そういう曲が多くなったんだよね。それを並べていったら、そういう画が見えてきたっていうことなんで。最初から“こんなの作ろう”っていう風には作らないんだけれど、それこそドラム・パターンとベース・ラインだけずっとループさせて、その上で自分一人で(スティール・)パンでジャムったりして。で、良いメロディーが出てきたらスケッチしておくっていう。あとは皆でスタジオでセッションして徐々に固めていくって感じで、最初から“これ!”って決めてやっていたわけじゃないから…どんどん、どんどん、曲が自分で育っていくっていうかね。今回皆でイメージが共有出来たのがそこだったっていう。
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――個人的にはリトテンの中でもポップでメロディアスな曲が好きだったので、今作はリトテン史上最高のアルバムだと思っています。
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| TICO: |
完璧っしょ?(笑)
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――完璧です(笑)。普段は決してレゲエやダブを専門的に深く聴いてきたリスナーではないのですが、そんな私でも今作は’08年3本の指に入るであろう、様々なジャンルの音楽好きな人の琴線に触れるアルバムだろうと思いました。
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| TICO: |
それ書いといて!(笑)。うん、やっぱり普段そういったジャンルを聴かない人にも届いてほしいよね。
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――先ほども話に出ましたが、ジャケットは景色的な写真になったわけですが、インスパイアされた景色はあったのですか?
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| TICO: |
俺個人で言うと、リトテン以外の“たけしこうじ”や“Sunshine Love Steel Orchestra”での活動も含めて日本全国、津々浦々回ってたんだけれど、やっぱそういった場所で自然と触れ合うと感動するわけですよ。特に俺なんて東京生まれ東京育ちだから。特別に何処ってことは無いけれど、沖縄行ったり四国行ったり色んなところへ行って、そういうことが自然と自分の中に刷り込まれていて。要するに、憧れてるんだよね。“きれいな海”とか“きれいな山”とかそういうものに。音に現れていっているのも、そういう部分だと思うんだ。
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――今回は自主レーベルからのリリースという形になりますが、元々そういったことに興味はあったんですか?
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| TICO: |
うん、前からやろうと思ってたんだけど、まあ“自前で出来ることは自前でやろうや”と。今もう基本的には自分達で動いていて、そっちの方が話も早いなと。でも、特に大きく何か変わったっていうのはないかな。何かこう、すごい“やったるでーー!”みたいなのも無いし、時の流れに身を任せているだけなので(笑)。“良い音楽をやる!”ってのも変わらないし。
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――“Sunshine Records”という名前に込められた思いは?
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| TICO: |
そりゃもう、“Sunshine”、最高っしょ。それ以外に何かありますか(笑)。
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――今回、初登場ということで、改めてスティール・パンの魅力や、出会ったキッカケなどを聞いてみたいと思うのですが。
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| TICO: |
中古レコード屋とかでバイトしてたから古いレコードは聴いていたんだよね、スティール・パンの。そんでヤン冨田さんのレコードとかを聴いていたりして。でもレコードでは聴いていたんだけれど身近にはない楽器だから、体験したことはまずなくて。ある時、レネゲイズというスティール・パン・オーケストラを見に行って、その時に衝撃を受けて…。あまりにもすごくて、なんじゃこれは! って。で、聞いてみるとドラム缶だっつー話だし、“こりゃ、えらいことだぞ!”と。ほんと、音が気持ちよかったんだよね。その後、たまたま本物の楽器を入手することが出来たんで…そこから自分でも始めたんだけど、好きでやっていたらこんな感じになっちゃったってところ。
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――そこから、ついに今年が15週年というわけですね。
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| TICO: |
皆、ご祝儀持ってきてね(笑)。随時募集中(笑)。まあでもあんまり15年でどうのこうのっていうのは無くて。まだまだもっとやるべきことがあるなと。だから今まで通り良い音を作っていきたいなっていう…単なる通過点だからね、15周年なんて。15歳って言ったらまだガキだぜ? まだ中学生だよ。ようやくお酒の味を初体験するぐらい(笑)。だから、まだこれからまた育っていくつもり。
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――では、またライヴ・ツアーも始まりますが、最後にファンに一言!
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| TICO: |
みんな、元気〜? これからも宜しくね!
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| インタビュー・文/伊藤昌利 |