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――初のフル・アルバムのレコーディングはいかがでしたか?
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| トム(G): |
プロデューサーの、ブロークン・ソーシャル・シーンのデヴィッド(・ニューフィールド)がトロントの郊外にある教会を買ったんだ。今回はそこでレコーディングをさせてもらったんだけど、ちゃんと泊まれる家もあって、レコーディング中は皆で一緒に料理したり寝食を共にしたりして、すごく楽しめたよ。音自体もデヴィッドと一緒にアイデアを出したりしながら作っていったから、プロセスもすごく楽しかったね。
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| エレン(B): |
バンドのメンバーとこうして寝食を共にしたことって今までなかったから、知らなかった一面も色々見えて(笑)、よりお互いを理解する機会になったと思うわ。
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――オープニングの「Death To Los Campesinos!」からエンディングの「Sweet Dreams, Sweet Cheeks」まで勢いの持続した強烈なインパクトのアルバムに仕上がったと感じました。名刺代わりの一枚にも成りえる今作のアピール・ポイントとは?
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| ギャレス(Vo): |
最初から最後まで全部がハイライトだよ!(笑)
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| ニール(G): |
自分たちでもすごく気に入ったアルバムを作れたと思うから、初めて作ったにしては後悔しない作品が出来たと思うよ。
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| トム: |
ただ、曲を作った時期は結構違うんだよね。新しい曲もあれば、意外に古い曲もあって。E.P.に入っていた曲もまた違うテイストがあったと思うんだけれど、そこも上手くまとめられた気がしてるね。
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――ギャレスがグロッケンシュピールを使おうと思ったきっかけは何なのですか?
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| ギャレス: |
あれはね、学校からかっぱらってきたのが最初なんだ(笑)。僕は特別歌が上手いってわけじゃないから、他のアピール・ポイントとして何か無いかな〜と考えていた中で、それを思いついて。実際に使ってみたらバンドの音にすごく馴染んだから、それ以来気にいってそのまま使ってるんだ。
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――ブロークン・ソーシャル・シーンをプロデューサーに迎え、E.P.ではヘヴンリーのカヴァーもしています。ギター・ポップ・シーンからの影響がやはり強かったんでしょうか?
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| エレン: |
ギター・ポップってものの定義がよくわからないけれど…どちらかって言うと、イギリスよりは北米のシーンからの影響の方が強く受けていると思う。
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| トム: |
個人的に強く影響を受けたバンドを挙げるとするとぺイヴメントなんだけど、彼らのアイデアからの影響がバンドにあるかというと、そうでもなかったりするかな。
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――アート・ワークやビデオには強いメッセージ性が込められているように感じます。映像へのコダワリとは?
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| ギャレス: |
別に今の世の中に対して説教臭いことを言うつもりもないし、バンドの目指すところにそんな壮大なテーマがあるわけじゃないんだけれど…毎日の生活の中でふと疑問に感じることが反映されているのは確かだよ。歌詞も音の明るさとは反比例するようなダークなことを書いているんだけど、映像も同じですごく楽しそうな雰囲気に対してのアンチテーゼというのは意識しているんだ。でもアンチテーゼばかりが重要かというと、そうではなかったりするし。結局大事なのはコントラストで。
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| ニール: |
楽しくしている輪の中に爆弾が落ちてくるってことも、世の中には実際にあることじゃない? そういったコントラストって言うのは、人間の日常にも存在し得ることで。だからそういったことって表現の中に当然含まれてくるんだけれど、かと言って必ずしも僕らに強いメッセージ性や主張したいことがあって、それを伝えなきゃいけないって使命感にとらわれているわけでもないんだ。
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――ところで、1st E.P.を聴いた時はおとなしめのバンドなのかと思っていたのですが、ライヴのパフォーマンスは激しいですね。ギャレスはステージからも飛び降りていましたが…。
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| ギャレス: |
いつもそこまでするわけじゃないんだけれど、お客さんの反応がいいと自分の気持ちも盛り上がるからね!
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| トム: |
やっぱりステージ上では自分たちこそ楽しんでいる方が良いと思うからね。僕がライヴを見る時でも、ステージ上の本人たちが楽しんで演奏しているバンドの方が見ていて楽しいからさ。それはファンの皆もきっとそうなんじゃないかな? あんまり静かに演奏してるとファンも身構えちゃうでしょ。そうなったら自分たちも余計に緊張しちゃうからね。
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| アレクサンドラ(Key): |
「間違えないように」とか「完璧に演奏しよう」とか考えるよりも、「自分たちが一番楽しんでいるバンドにしよう!」っていつも皆で話しているの。
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――現在は皆カーディフ在住だと思いますが、かつてカーディフ・シティーに稲本潤一という日本人のサッカー選手がいたことをご存知ですか?
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| ギャレス: |
知ってるよ!アーセナルに居たことも憶えてるよ。他の日本人のサッカー選手っていうと中田英寿や中村のことも知っているよ。実は僕、名古屋グランパスエイトのシャツを持っているんだ(笑)。
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| インタビュー・文 / 伊藤昌利 |