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——今回、ジャスティンやティンバランドらとタッグを組んだ理由から教えてください。
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| マドンナ: |
彼ら3人と組んだのは、純粋に彼らの作品が大好きだったから。前作『Confessions On A Dancefloor』を制作した後に「次に何をやりたいか?」って自問したとき、自分が買ったアルバムや当時自分が好んで聴いていた作品を考えたらこの3人が頭に浮かんできたの。でも、彼らは他のアーティストとの仕事で多忙だったり、とにかくスケジュールを押さえるのが難しかった。今回は全員のスケジュール押さえが最大の難関だったかもしれないわ(笑)。
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——彼らとの作業は刺激に満ちていたんじゃないですか?
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| マドンナ: |
パフォーマーでもある彼らとの仕事はいつもとは違うエネルギーが流れてたわ。これまでスタジオ内では自分が常にディーヴァとして扱われるような環境に慣れていたけど、今回はそのディーヴァ空間を他のアーティストと共有しなければならかなかった。でも、楽しかったわよ。時には火花を散らしたけど(笑)。全員が自説を曲げないもんだから、面白い作品が生まれたの。
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——最初に手掛けたのはファレルと共作した「Candy Shop」だそうですね。
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| マドンナ: |
「Candy Shop」は気に入ってる1曲。この曲を制作したときの私の“生意気”で“楽しみたい”という気分を表してるわ。そして、この曲を1曲目に持ってくることで、新作のヴァラエティに富んだ音楽テイストを示したかったの。キャンディ・ショップへ行くと、いろんなお菓子が楽しめるでしょ? このアルバムを聴いた時にもそういう気持ちを楽しんでもらいたかったの。
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——アルバムで軸となるような曲は?
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| マドンナ: |
1stシングルの「4 Minutes」を軸に、他の曲が展開されていると思う。この曲は深刻な感じがすると同時に浮ついた楽しい感じがするから。その雰囲気はアルバム全体に流れていると思うわ。
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——中でも「Incredible」はユニークな曲ですよね。一曲の中で、ヒップホップ、ロック、ハウス、テクノと、突然サウンドが変化していく。
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| マドンナ: |
これは「She's Not Me」のように音楽の旅へと誘うような楽曲ね。今、私はそういう曲が好きなの。私の好きな音楽ってジャンルを問わずにあちこち飛ぶから。歌詞もこの曲のように大半の曲が逆説的だったり、いろんな考えや感情を並置したものなの。
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——その他、本作には、遠距離恋愛をテーマにしたメランコリックな「Miles Away」や往年のソウル/ポップスにオマージュを捧げたような「Beat Goes On feat. Kanye West」、80年代フレイバーたっぷりの「Give It 2 Me」など、聴きどころがたくさんです。
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| マドンナ: |
「Give It 2 Me」は究極のアンセム・ナンバーね。この曲は“いいからやってみな”的な内容。「あなたが持ってる全てを私に頂戴。この私を阻止するような真似はしないで」って。ワーク・アウトにも最適な曲だと思う(笑)。
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——そんなダンサブルな作品が、荘厳なオーケストレーションが深い余韻を与えてくれるドラマティックな「Voices」で終わるのが印象的でした(日本盤はその後にボーナストラック「Ring My Bell」を収録)。
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| マドンナ: |
このアルバムは遊園地の乗り物みたいに上に向かってずっと進んでいき、上昇した後に最後の2曲でチルアウトするように仕上げたの。軽いタッチの「Candy Shop」で始まり、非常に思想に満ちた「Voices」で幕を閉じる。このアルバムはいい音の旅へと誘ってくれると思うわ。
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| インタビュー・文 / 猪又 孝 |