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――歌手になろうと思ったのが、10歳の時でマライア・キャリーがキッカケだったということですが。
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| MiChi: |
日本にいた時は普通にJ-POPを聴いていて、マイケル・ジャクソンとかマライア・キャリーに少し興味持ち始めたって感じだったんですけど。イギリスに行ってすぐの頃、父親の友達の家に泊めてもらった時に歳の近い娘さんがいて、その子がめっちゃマライアが好きで・・・。影響されて音楽に目覚めたって感じですかね。1つにハマるとそればっかり聴くタイプだから、しばらくマライアを聴いてたら、ちょっと飽きて(笑)。で、グリーン・デイとかオフスプリングとかも聴くようになって。まぁ、ロックとかポップが多かったですね。で、日本に来て初めてエレクトロとか聴くようになったかな。
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――アルバムはエレクトロとロックの要素が強くて、UKやヨーロッパのダンス・シーンの影響を受けた、まさに“UK仕込み”なのかなって思ってたんですけど。
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| MiChi: |
こっちに来てからでしたね(笑)。クラブで聴くのとかはカッコイイなとは思ってたんやけど、それで歌うとか無理でしょって思ってて。ロックは好きだけど、ロックだけで勝負する気はなかったし、そこでクラブ的な音とロックを合わせようって思ったのかな。
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―― 一方で、歌を始めたのは19歳とだいぶ経ってからですが、キッカケは?
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| MiChi: |
歌手になろうと思って18歳の時に日本に来たんですよ。そこからヴォーカル・レッスンとか通い始めて。キッカケは別にないですね。ずっと歌手になりたかったっていうか、なるって勝手に思ってたんです(笑)。なるような気がするって。一回は大学進学を決めたけど、やっぱり違うなって、歌手になりたいんだなって思って。で、とりあえず日本に行ってみようと思って、「1年間だけ行ってくるわ!」って言って、もう4、5年経っちゃった(笑)。
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――話をアルバムの方に移して、まずは“たこやきメッチャ好き”のサンプリングが衝撃的で触れずにはいられないと(笑)。このアイデアは?
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| MiChi: |
あるトラックにMiChiの声をサンプリングするために適当にいろんな言葉を言ってただけなんですよ。でもそこでMiChiってわかるようなことをしたくて(笑)。あんまりシリアスになりすぎたくなくって、くだけた感じも欲しいって思ってたんで。カッコイイのってたくさんあると思うんですけど、そこで何かズレたことをやるのっておもしろいなって。
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――リード曲にもなっている「Fuck You & Your Money」は歌詞の内容も含め、実にスカっとするナンバー曲ですね。
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| MiChi: |
どこにでもいると思うんですけど、ちょっとお金持ってるからとか、社長だからってエラそうな人っていうのが一番大嫌いで、とりあえず落としたくなるんですよ(笑)。だからそういうのを曲にしてみたいって思ってて。ロックっぽいのをやりたいって作ったトラックを聴いた時に、このテーマが使えるなって思ったんです。アーティストとしてのMiChiを紹介するっていう意味でも重要なポジションにある曲ですね。
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――アルバムには4曲カヴァーが収録されていますが。
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| MiChi: |
初めての作品だし、知っている曲があったら嬉しいかなって思って。それでオリジナルも聴いてもらえたらいいし。で、MiChiはUK出身だから、UKに関係のある曲を選ぼうってなって。「We Will Rock You」は、もちろん(クイーンが)UKの曲ではあるんだけど、それよりも他の人がやっているカヴァーを聴いていて、もっとカッコイイのできるで〜って(笑)。「Wannabe」はホント思い出の曲で、12、3歳の時に友達とかとみんなでドレス・アップして歌ったっていう。「London Bridge」は、まぁロンドンってことで(笑)。「You Gotta Be」は(デズリーが)UKだし、とりあえず大好きだからやりたくて、実際1曲くらい休憩できる曲があるのもいいんじゃないかなってことでアレンジも抑えめにしてみましたね。
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――アルバム全体としては、どんな作品にしたいと思っていましたか?
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| MiChi: |
作っている時はどんな作品になるか全然わかってなかったかな。とりあえず好きなものを片っ端から作っていって、あとから一緒にしたって感じですね。気付いたら1つになっていたみたいな。出来上がったアルバムは、とにかく自分でも音が本当にカッコイイと思っているし、聴いて踊りまくったり、楽しんでもらえたらって思いますね。
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――アルバムを通して、“MiChi”というシンガーは今後、ジャンルに捕らわれない広い意味での“ポップス”をやっていきたいのかなと思ったのですが。
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| MiChi: |
そうですね。今回のアルバムもロックもあれば、ポッピーなものもエレクトロもあって。そういうカテゴリーみたいなものを出来るだけ越えていきたいって思うし、新しいカテゴリーを作っちゃいたいぐらいですね。音楽はMiChiにとって自分がフリーになれる場所、いろんな意味で解放される場所なので。
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| インタビュー・文/浅野ミレイヤ麗 |