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インタビュー

Moby/モービー

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音楽以外、能がないんだよね。スタジオに入って音楽を作って、その繰り返しさ。
Moby/モービー
全世界30ヵ国でゴールド/プラチナ・ディスクを獲得しているダンス界のメガ・スター、モービーによる待望のニュー・アルバムが登場! レコード会社からのプレッシャーから解き放たれ、自分が思うがままに制作に当たったという今作は、今までになくパーソナルかつ親密な雰囲気を持っており、“モービー”というアーティストの持つ才能と幅の広さを改めて世に知らしめるであろう究極の一枚。どの曲も彼にしか作り出せない世界観が広がっており、聴くものを圧倒するクオリティを誇っている。今作を手に、次なる次元へと飛び立ったモービーに話を訊いた。
――前作「Last Night」完成の後は、どんな活動をしていたのですか?
モービー: 前回のアルバムを作り終えてからは、DJを中心に活動していたよ。ツアーに出てフェスティヴァルも相当数こなしたけれど、時間を見つけてはニューヨークの自宅のスタジオでニュー・アルバムを作っていたな。
――ニュー・アルバムの制作はどこで行なわれたのですか? レコーディングやミキシングはどのように行ないましたか?
モービー: 今回のアルバムは自分のスタジオで作ったよ。僕のマンションにはベッド・ルームが2部屋あるんだけど、狭い方を寝室にして、広い方をスタジオに改造したんだ。家で仕事をするのっていいよね。スタジオ代にいくら掛かるか心配しなくていいし、他の人に気遣いする必要もない。自分の家でレコードを作るのは基本的に好きだね。これまで僕は本物のミュージシャンたるもの、有名なスタジオでレコードを作り、予算をかけてビデオを作るのが当然と思い込んでいた。それがある日、自分の好きなアルバムの殆どが小さなスタジオ、時にはベッド・ルームなんかで作られているってことに気付いたんだ。なんで、このアルバムではそこに原点回帰しようと思った。アートワークにしてもビデオにしても写真にしても、制作のプロセスを思いっきり楽しもうと、メジャー・レーベルのプレッシャーなんか気にしないで、自分がいいと思ったものを作ろうと思ったんだ。
――新作について説明していただけませんか?
モービー: ええと、敢えて説明するとしたら、このアルバムはメロディアスでエアリーな空気感のある作品だって言えるかな。それから、メランコリックでどこか哀しげな作品だと思う。このアルバムを作っていた時に僕自身が悲嘆に暮れていた訳じゃなくて、基本的に僕が哀しい音楽を好きってことが影響しているんだと思う。
――アルバムのゲスト・ヴォーカリストを紹介してください。
モービー: 今回は色んなシンガーが参加してくれているけれど、殆どが友達なんだ。まずアメリア...バーレスク名はLady Rizoっていうんだけど、彼女が一曲歌っていて、それから別の友達のケリーも一曲歌っていて、それとヒラリーも参加してくれた。僕も一曲歌うことになったし、ヴォーカル・サンプルも使っているけれど、ほとんどのヴォーカルは友人なんだ。
――今作では7曲目の「Mistake」だけがあなたのヴォーカルですが、意図的に他のシンガーを多用したのですか?
モービー: アルバムを作る時、自分でヴォーカルをやろうとは全く思っていないんだ。素晴らしいシンガーにはなりたいけれど、自分自身の声はそんなに好きじゃない。だから曲を書いている時点では、他の誰かに歌って貰おうって思っているんだよ。僕が歌うのは、大抵ヴォーカルが見つからなかった場合なんだ。でも、今回の「Wait For Me」では素晴らしい美声の友人たちに協力してもらえた。ラッキーだったよ。
――「Shot in the back of the head」のP.Vはデイヴィッド・リンチが撮っていますが、彼が監督することになった経緯を教えてくれませんか?
モービー: 彼が学生時代に撮った「レーザーヘッド」の頃からの長年のリンチ・ファンなんだ。最新作「インランド・エンパイア」も大好きで、ここ数年の間に親しくなる機会を得てね。「Shot in the back of the head」のレコードを送ったら気に入ってくれたみたいだったんで、何となしにこの曲のヴィジュアルをやってくれないかって訊いたら、二つ返事で快諾してくれたんだよ。そうして出来たのが今回のビデオさ。デイヴィッドがイラストを描いてアニメーションを作ってくれた。MTVでは余りオンエアして貰えないだろうけれど、そんなのどうでもいいことさ。
――新しいライヴはどんな感じになりますか?
モービー: 「Last Night」の時はDJセットが多かったし、パーカッションやドラムを多用してダンス重視のライヴになっていたけれど、「Wait For Me」のライヴはもっと音楽重視というか、上手く説明できないけれど、昔作ったもっと静かでアンビエントな頃の作品を取り上げて、アルバムの静かな面をフィーチャーしたいと思っている。もちろんラウドでアップ・ビートな曲もやるけれど、自分としてはもっとダウン・テンポでメロディアスな曲を中心に構成したいと思っているんだ。
――あなたのもう一つのプロジェクト、mobygratis.comについて教えてください。
モービー: mobygratis.comは、インディペンデント系のフィルム・メーカーや映画学校の学生や非営利の映画に音楽を提供する無料の音楽ダウンロード・サイトとして始めたプロジェクトなんだ。インディの映画制作者や学生はmobygratis.comの音楽を無料で使用することができる。何らかの理由で映画が商業的に取り上げられることになったら、小額のライセンス料を支払わなくてはならないけれど、そのライセンス料も寄付して社会に還元されるようになっている。つまり僕はmobygratis.comで全く儲けることはできないけれど、その分誠実でいられるのさ。
――他に予定しているプロジェクトはありますか?
モービー: 今のところはないかな。今はツアーの準備を進めているだけで...ちょっと待ってね、本当に他に何もやっていないか考えてみる...うん、それと次のアルバムの曲を書き溜めているくらいだね。音楽以外、能がないんだよね。スタジオに入って音楽を作って、その繰り返しさ。作曲とこのアルバムのリリース準備以外は特に新しいプロジェクトは予定していないよ。
■Release Information
Moby
NEW ALBUM
Moby
『wait for me』

Little Idiot/Hostess
HSE-60023
\2,490 (tax in)
09-07-08発売



1. Division
2. Pale Horses
3. Shot In The Back Of The Head
4. Study War
5. Walk With Me
6. Stock Radio
7. Mistake
8. Scream Pilots
9. Jltf 1
10. Jltf
11. A Seated Night
12. Wait For Me
13. Hope Is Gone
14. Ghost Return
15. Slow Light
16. Isolate
17. Pale Horses (Vc1) *
18. Pale Horses (Apparat Remix) *
+ Video: Shot In The Vack Of The Head (By David Lynch) *
* (日本盤のみのボーナス・コンテンツ)
■Link
Mobyに関する情報は下記HPで!
オフィシャル・サイト(アーティスト):
http://www.moby.com/

オフィシャル・サイト(レーベルMySpace):
http://www.myspace.com/hostessentertainment

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