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――新作が発売されたばかりですけど、今の心境は?
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| スペンサー: |
気分はもう最高!! みんな、新作の出来にすごく満足してるし、前作の成功のおかげで、前回できなかったようなことも今回可能になったし。レコーディング期間も長くとれたし、憧れのアビーロード・スタジオでストリングス・パートの録りとミキシングもできたし、たくさんの人たちと一緒に作業ができたことで、よりいい作品が作れたと思う。今はとにかく、新曲をライヴでやるのが楽しみで仕方がないんだ。
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| ブレンドン: |
うん、新作を作り始めた1年前から、できるだけ早く出したくて仕方なかったからね、今の気分は最高以外のなにものでもないよ。新作制作に関わったチームが、今回のレコーディングをずっと楽しいものにしてくれた。前作を作ったときは、とにかくストレスが多かったからね。
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| スペンサー: |
そういう楽しかったということが、新作に明確に表れていると思うよ。
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――全然プレッシャーはなかったと?
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| ブレンドン: |
あの成功は僕たちにとっては未経験のことだったわけだけど、しかし、あの成功のおかげで、規模の大きなステージ・セットを持ち込んでのライヴができた。その点も含めて、あの成功は自分たちにとってはすごく嬉しいことだったけど、と同時に自分たちの背中を押す推進力にもなった。それを人はプレッシャーって呼ぶんだろうけど(笑)。
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| スペンサー: |
新作の曲作りを始めた当初は、確かにプレッシャーはあったよ。だけど、それはむしろ成功からきたものではなく、僕たち自身が僕たち自身にかけたプレッシャーだった。新作を、僕たちにできる最高の作品にしたかったからね。
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――新作の曲作りはどんなふうに進めたんです?
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| スペンサー: |
1年前に曲作りを始めたときは、まだ何がいいのかよくわかってなかった。ある一定のやり方で曲を作るのがベストなのか、それとも曲によって常に違うやり方をとる方がいいのか。で、最初は作品全曲を通して、あるストーリーを綴っていくやり方がベストなんじゃないかって思ったんだ。ライアンがそのストーリーに沿って歌詞も書いていくっていう…。だけど、それにより自分たちに制限を課すことになってしまった。曲中で何かやりたくても、それがストーリーに合わないと、どうなんだろうっていうことになっちゃったからね。
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| ブレンドン: |
で、そのやり方には矛盾があることに気づき(笑)、数曲作ったところでそのアイディアは脇に置き、すべての曲を曲だけで成り立つものにしようって決めたんだ。全曲、ほかの曲とは違うサウンドや方向性のものにしようって。
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| スペンサー: |
それをやるためには、メンバー全員での曲作りが必要だったんだ。メンバー全員参加で作品を完成させたのは、今回が初めてだよ。その点も、僕たちにとっては嬉しいことなんだ。
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――新作の作風は前作のそれとは全然違いますけど、そういったことがその大きな要因となってそうですね?
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| スペンサー: |
そうなんだけど、もうひとつ、新作では以前のものとは違う、まったく新しいものを作りたい、みんなに提供したいという想いが強かったのも大きいよ。新作には余分なものを削ぎ落とし、ただ4人がプレイしているだけの曲もあれば、前作よりずっとオーケストラを加えた曲もある。そして、ホーンを取り入れた、クレイジーな曲もあったりで、先が読みにくく、どっちの方向に進んでいくのかが掴めない作風でもあるんだ(笑)。
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| ブレンドン: |
だから、リスナーの興味も失せないんだよ。僕たちのような作る側にしてみれば、リスナーが途中で飽きることなく、最後まで聴いてくれて、気に入ってくれることが一番大事なことだし、もっとも喜ばしいことなんだからね。
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| インタビュー・文 / 有島博志 |