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Roger Joseph Manning Jr. / ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.

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今もあの頃も結局目指しているのはハイ・クオリティのポップ・ロックなわけだし。
Roger Joseph Manning Jr. / ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.
’90年代初頭に一閃の光を放ったUSのロック・バンド、ジェリー・フィッシュ。アンディ・スターマーと共にそのフロント・マンであり、近年はベックやエールなどのサポート・メンバーとしても活躍するロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.。奥田民生、くるり、フジファブリックなど、日本のアーティストからの信仰も高く、“天才”と言われた彼の描く音世界は、カラフルなポップの魔法がかけられたよう。今作のタイトルも猫用のおもちゃから来ているそうだが、愛猫家かと思いきや、筋金入りの愛猫家であるのは彼のガール・フレンドだそうで本人はそうでもないのだとか…。
――ソロとしては2年ぶりとなりますが、昨年の秋にはマリブとしての作品もリリースされたばかりです。制作やレコーディングは並行していたのですか?
ロジャー: うん、時期的には重なっていたけどスケジュールには余裕があって、じっくり時間は掛けられたんだ。本当は4、5ヵ月前には出来上がっているはずだったぐらい(笑)。でも自分なりの求めるスタンダードや目指しているものに、なるべく近付けられるように最善を尽くしたかったし、半端なことは出来ないと思ったんだ。で、考えついたことを色々試してみた結果、時間が掛かっちゃったんだよね。
――1stアルバムは落ち着いていて切ないイメージが強かったのですが、今作はアッパーでポジティヴな曲が多いかと思います。
ロジャー: そうだね! でも、そういうことを念頭に置いて作り始めたわけではなくて、いつも通りのやり方なんだけれど、ストックしてあった自分の素材を紐解いてみて、「この曲やってみたいな」と思った曲を選んで作っていって。それが12曲分完成したところで、「あ、これでアルバムが出せるな」ってなったような感じかな。
――マリブを経たことによる影響はありましたか。
ロジャー: どうかな…マリブはソロでやっている音楽からの飛躍を目指しているプロジェクトだから、狙っているところやベースとなっているものは全く変えているんだ。今作に関しては『Solid State Warrior』の続編的な性格を持たせているつもり。あのアルバムの後に生まれてきた12曲と思ってもらえればと思っているよ。
――今作に関しては、前作のアコースティックな音色が目立ったのと比べて、シンセサイザーやエレキ・ギターの音が強調されて迫力のあるロックっぽいサウンドに仕上がっていると感じました。
ロジャー: 確かに今回のアルバムはどちらかと言えば「ロックン・ロールを楽しもう!」って性格を持ったアルバムにはなったかな。音のスタイル的にもそうだし、音と向き合う時のアティテュ―ド的にも。ブリティッシュ・グラムっていう派手な…イギリスの'70年代ぐらいの感じを狙ってみたんだ。結果的に、遊び心を持ってシンセサイザーもギターもヘヴィにやってみたりしてね。歌の方でもメインのヴォーカルだけじゃなくバック・コーラスもパワフルな歌い方をしてみたりしているんだ。
――そうですね、音がゴージャスになった印象です。それをもし“ジェリー・フィッシュっぽくなった”と言われるとしたら嫌ですか?
ロジャー: いや、それは誉め言葉だと受け取るし、そう思われることに対しても意外だとは思わないよ(笑)。あのバンドをやっていた頃からだいぶ時間は経ったけれど、音楽を作るにあたって僕が目指しているところっていうのは、ソロでもジェリー・フィッシュでもそう変わりがあるわけではないからね。影響を受けてきたものも変わるわけじゃないし、今もあの頃も結局目指しているのはハイ・クオリティのポップ・ロックなわけだし。
――ところで、日本のロック・バンドであるフジファブリックと一緒に曲を書かれていましたが、彼らの印象というのは?
ロジャー: 『TEENAGER』良かったよね! 彼らはポップっていうものの歴史…ビートルズがあって、ファンクがあって、そしてR&Bがあって。そういった歴史をすごくよく理解しているなという感覚を受けるよ。まだ自分たちの強みっていうものにも目覚めたばかりの時期だと思うから、今後どんどん良くなっていくんじゃないかな。日本のJ-POPにこういうバンドが居るということはすごく大きなことだと思うね。
――日本に限らず、彼らのような若いバンドから受ける刺激というのは?
ロジャー: そうだなあ。いわゆるブリティッシュの系譜を受け継いでいるようなアーティストよりは、全く違うアプローチでやっているアーティストの方が受ける刺激は大きいよ。例えばDJシャドウとかアンクルとか。でも、カイザー・チーフスやフューチャーヘッズ、あとアークティック・モンキーズもそうだけど、エネルギッシュでポップなバンドというのも響いてくるね。踏まえている音楽の歴史背景ってものはさすがに彼らと僕では全く違うと思うんだけれど、目指しているところはそう大きく違わない気がするのが面白いと思うんだ。逆に、僕と同じようなビーチ・ボーイズやクイーンが好きです、って連中のやっている音楽は、得てして面白くなかったりする(笑)。
――ちなみにライナス・オブ・ハリウッドも好きなのですが、彼はあなたのバンドにも参加してますよね。いつ頃から一緒に? また、先日のライヴではライナスも自身の曲を披露してましたよね。
ロジャー: 最初のきっかけはベックのツアーで来日した時に行った渋谷のCDショップで彼のアルバムを試聴したことなんだ。でもその後すぐに展開があったわけではなくて…。その何年か後に、レコーディングに参加してくれたメンバーを通じて紹介してもらったんだ。彼もプロデューサーの顔を持っているから、キーボードの音入れを手伝ったり、彼も僕のバンドに参加してくれたり、時には彼のバンドで前座をやってもらったり。徐々にそうやって一緒に仕事が出来るようになって。ライナスは当然素晴らしいミュージシャンである上、日本でも定評のあるアーティストだから、自分が休む意味合いも込めて是非一曲とお願いしたんだ(笑)。次、来日して単独でライヴをやる時にはもっと歌ってもらって、休み休み僕はやりたいね(笑)。
――すぐ近くに優れたソング・ライターが居ることはやはり刺激になりますか?
ロジャー: うん。すごくパワーを感じながらやれているし、みんな個人でも名のある、優れたミュージシャンばかりだから、言ってみればスーパー・グループと一緒にプレイさせてもらっている気持ちになるよ。だから、ライナスや他のメンバーに歌ってもらうことも、見せびらかしたいのも一つあるんだ(笑)。素晴らしいミュージシャンの多いL.A広しと言えども、彼らのようなメンバーはそう居るもんじゃないと思うよ。そんな人たちが才能を貸してくれているってことはすごくありがたいことだと思っている。
――今後も様々な活動が待たれているかと思うのですが、'08年のご自身の展望は?
ロジャー: この後はグレン・キャンベルのアルバム制作に参加することが決まっているよ。それと、早々に次のアルバムの制作にも取り掛かりたいなと思っているんだ。どうせ時間が掛かるんだからさっさと始めた方がいい(笑)。マリブでのライヴ活動もする予定だし…したいことは色々あるね。フェスティバルからもお声が掛かれば是非出たいな。
インタビュー・文/伊藤昌利
■Release Information
Roger Joseph Manning Jr.
NEW ALBUM
『Catnip Dynamite』

Pony Canyon
PCCY-01871
\ 2,415 (tax in)
08-03-19
1. The Quickning
2. Love’s Never Half as Good
3. Down In Front
4. My Girl
5. Imaginary Friend
6. Haunted Henry
7. Tinsel Town
8. The Turnstile at Heaven’s Gate
9. Survival Machine
10. Living in End Times
11. Drive Thru Girl
12. American Affluenza *
*Bonus Track (Japanese Only)
■Link
Roger Joseph Manning Jr.に関する情報は下記HPで!
オフィシャル・サイト(アーティスト):
http://www.rogerjosephmanningjr.com/

オフィシャル・サイト(レーベル):
http://hp.ponycanyon.co.jp/pchp/cgi-bin/PCHPM.pl?TRGID=PCHP_ART_1010&CMD=DSP&DSP_ATSCOD=30463000

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