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――SEAMOとしては初のアルバムですね。
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| SEAMO: |
アルバムにはシーン的に空白だったここ2年ぐらいの自分の心情がこめられてる。自分の好きな曲調から、ここ1年ぐらいで新しく自分のものにしつつある領域の歌メロっぽいものを含めた曲調まである。自分の音楽は常にエンタテインメントであって、いろんな人に聴いて欲しいっていうのがあるし、どんどん自分の守備範囲を広げていけてる自信はあります。
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――nobodyknows+やHOME MADE 家族といった、親交深い地元名古屋勢の活躍はやはり意識します?
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| SEAMO: |
めちゃめちゃ刺激になりますね。だからこそ1MCでできること、俺が今の年齢で言うべきことはなんなんだろう?って。自分の中でラヴソング的なこともやっと曲で言えるようになって、こういう方向になっていった。でも、昔の自分を否定するつもりはなくて、とがった部分は持ってたいし、その中でこういうこともできるんだよって感じで。
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――歳を重ねたなりの言葉、か。
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| SEAMO: |
若い奴の言うことには若い奴ならではの事ってやっぱすげえあるし、そういうことは若い奴に席を譲ってあげるべきだなと思うんですよ。だから俺はもっとお歳を召した方とかにもアピールできるような、いい歳の取り方をしたいですね。例えば恋の話も、いざこざの突っこんだ部分はあんまり爽やかじゃない。その辺のメッセージは年配の方にもわかってもらえると思うし、トラック的な部分に関しても、今の最新の音楽を俺がやっても似合わないわけで、ヒップホップな曲をやるにしても俺の時代のシブい音をやってる方が似合うのかなとも思うし。
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――たしかに、今回のアルバムで歌われてる恋愛で言うと、必ずしもハッピーじゃないものが多いような。
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| SEAMO: |
プライヴェートな面でも2年間の間にいろいろあって。恋愛でも色濃く泥仕合をしたと言うか(笑)。そういう気持ちが出てる。やっぱ感情が動いた時に曲が動くというか。“ちきしょう”と思ったときはそういう曲ができるし、その時その時思ったことをとりあえず一つ一つ弾にしていくんですよね。それをコンパイルして並べたって感じです。
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――BENNIE Kとのシングル曲“a love story”は恋愛のシチュエーションとしては落ちついてるようですけど。
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| SEAMO: |
あれも曲の中ではキレイに収まってるんですけど、今はもうあの恋は余裕で終わってますからね。そこが懐かしい思い出だなと(笑)。
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――あ、そうなんですか。そもそもはどういう経緯でこういう曲にしようと?
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| SEAMO: |
彼女たちと前に一緒に作った“天狗 vs弁慶”って曲のパート2みたいな、イケイケの曲を作ろうと思ってたんですね。それで、去年大阪のフレッシュネス・バーガーで曲の打ち合わせをしてたら、俺の悩み相談みたいになったんですよ。俺が半泣きになって“辛いことがあったんですよ”みたいな話を聞いてもらってるうちに、“じゃあその辛い気持ちを歌にしよう”って感じで。
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――自分をさらけ出すことが曲になったわけだ。
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| SEAMO: |
アーティストは総じてカッコつけるのが仕事みたいなとこがありますけど、俺はカッコつけてないし、つけきれてないし(笑)。アルバムにもまさにピュアで等身大のメッセージが詰まってる。自分がこんなんですよって広げた感じです。
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| インタビュー・文/一ノ木裕之 |