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――前作『Bicycles & Tricycles』ではKLFのメンバーでもありオリジナル・オーブでもあったジミー・コーティーが参加しだしたりと、次成るオーブはもっと初期のオーブに戻るかと思っていたのですが、今作はエレクトリックなアルバムに仕上がりましたね。
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| アレックス: |
ジミーとの作業はまだ続けているよ。現在プライマル・スクリームのアルバムをプロデュースしているユースが参加している曲も何曲か出来ている。でも今作のオーブはこういう形で作り上げたんだ。ぼくにとってこれはディシプリンなオーブだった。メジャーなレコード会社では出来ない、実験的で自分に挑戦するような作業だった。それをやり遂げたことに俺は誇りをもっている。
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| トーマス: |
元々はぼくがアレックスとコンパクトというドイツのインディ・レーベルで何か出来ないかということから始まったプロジェクトなんだ。それがアルバムにまで発展した。
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| アレックス: |
Le Petit ORBとして2回も来日しているんだから凄いだろ。
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――2曲目「LUNIK TM」にはニュー・ウェイヴな素晴らしいヴォーカルが入っていますが誰が歌っているんですか?
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| アレックス: |
おっ、分かってくれてるね。いいヴォーカルだろ。歌っているのはシュネイダーTMっていうだ。去年身内が死んで俺は本当に凄く落ちでいたんだけど、そんな俺を慰めてくれていたのがシュネイダーTMの『ズーマー』ってアルバムだったんだ。1年間そればっかり聞いていた。だから歌ってもらいたかったんだ。
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| トーマス: |
アレックスがシュネイダーTMって知ってるかって聞くから、もちろん友達だよって。
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| アレックス: |
本当最高だよね。彼はスミスの「ゼア・イズ・ア・ライト」をカヴァーしてんだけど、俺スミスなんて好きじゃなかったのに、彼が歌うと本当にいい曲に聞こえるんだよな(笑)。
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――あなたたちも国籍は違えど、ずっと友達ですよね。
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| アレックス: |
国なんて関係ないよな、それがオーブだろ。オーブにはアキっていう日本人のシンガーもいたんだぜ。
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| トーマス: |
アレックスとはぼくがやっていたバンドパレ・シャンブルのレコードをイギリスから出せないかなと思って行ったレコード会社で出会ったんだ。それからずっと友達さ。
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| アレックス: |
EG レコードのA&Rをしていたんだ。その頃は会社の金でクラブやタクシー乗り放題だったんだ。だからみんな俺の友達になったんだ(笑)冗談だけど(笑)。
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――名プロデューサーのユースやKLFのジミー・コーティーとはどうやって知り合ったのですか?
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| アレックス: |
俺はユースのいた元キリング・ジョークのローディーだったんだ。というかユースとは幼なじみなんだ。俺ユースのママに惚れてんたんだ(笑)。モデルで綺麗な人だったんだ。ユースが家にいない時もよく遊びに行ってユースのお母さんに「ユースは今いないはよ」って言われても、いいんですって言って家に上がってお茶を入れてもらってたんだ。そんでユースのお母さんを見ながらお茶を飲むのが俺の子供の頃の楽しみだったんだ。
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――分かりました、分かりました(笑)。ジミー・コーティーとはどうやって知り合ったんですか?
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| アレックス: |
ジミーもキリング・ジョークのローディーだったんだ。その後奴はユースとブリリアントというバンドを組んでミュージシャンになったけど、俺はまだローディーだった…。
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――グチが始まりそうなんで、そんなオリジナル・オーブであるジミー・コーティーとの来日も決まったオーブ、まだまだ楽しみです。
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| インタヴュー・文/久保憲司 |