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――歌を始めたきっかけは?
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| ベス(Vo.): |
アメリカ南部アーカンソー出身の私は小さい頃から音楽が大好きで、よく両親の古いレコードを聴いたり、おこづかいを貯めて町に唯一あったスーパーでコンピを買っては聴いてたりしてたの。実際に歌を歌おうと思うようになったのは、他人に唯一誉められるのが私の声だったから。小さい頃から太ってた私は、一般的に言う“美”に当てはまることはなく、その上レズビアンであるということに気がついていただけに、長い間、自分自身に対して罪深いものを感じてたの。と同時に、世間で“アウトキャスト”である自分にも気が付いてた。そんな中、自分にとって頼れるものが音楽だったし、唯一他人から褒めてもらえたのが、歌声だったの。
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――バンドをはじめたきっかけは?
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| ベス: |
今のザ・ゴシップ形成前に、現メンバーはそれぞれ別のバンドで活動していたんだけど、アーカンソーの小さな町だし、そこのパンク・シーンなんて15人くらいしかいなくてね(笑)。でもその15人の世界が私にとっては全てだったわ。そのうち、すごく仲の良い友達が大学進学のためにオリンピアへ引っ越しちゃって。私は抜け殻みたいになったの。小さな町で“アウトキャスト”である自分・・・、仲良しの友達は遠くへ行ってしまった・・・、ってね。そこで追いかけるように私とギターのネイサンとオリンピアへ引っ越すことにしたの。アーカンソーなんてクソ食らえ! って気持ちでね(笑)。ご存知の通りオリンピアはライオット・ガールズの聖地でもあり、キル・ロック・スターズ(レーベル)のホームだった。そこで自然とネイサンと曲作りをしていくうちに、バンドが結成されたのよ。
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――あなたの出身地、アーカンソー州はどんなところ?
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| ベス: |
アーカンソー州のシアシーという小さな町で育ったんだけど、一言で言うと神が全ての町。みんな規律正しく生活して、なんていうかとても南部らしい町っていうか・・・。地域の規制でMTVの放送が途中で打ち切られたのよ! 若者に悪影響を及ぼすカルチャーだって(笑)。金髪の女性が美しいとされて。私は自分がレズビアンであることを小さい頃に気が付いたのだけど、もうその頃から神が一番怖かった。罪深い私は死んだら地獄で生き煮えにされるんだってずっと信じてたわ。けれどそんな恐怖だったり、偏見だったり、乗り越えるためにも町を飛び出したのよ。
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――世界中でヒットした「Standing In The Way Of Control」ですが、これはどんな想いを込めた曲?
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| ベス: |
あの曲を書いたのは丁度世の中がなんだかおかしくなってきてて、友達と「この先、私たちはどうなっちゃうの?」って想い悩んだ時だったわ。裏金で動いた大統領選、世界中での戦争、あげくにブッシュ政権の傲慢なやり方・・・。何もかもが嫌になって、“Standing In The Way Of Control(権力に立ち向かう)”が生まれたの。権力に立ち向かうというのは、政府的な権力でもいいし、世間の荒波の権力、大多数という権力、会社という権力、いろいろな意味が当てはまると思うの。だからそれぞれが自分の状況と置き換えて聴いてくれてるのかしらって思うわ。こんなにまで世界中でヒットしたのは本当に信じられないし、本当に感謝よ。
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――さて、今後の予定は?
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| ベス: |
日本公演が世界ツアーのラストなの。ようやくお家でゆっくりできる!!!(笑)家でゆっくりガーデニングするわ。料理もね! 長い間、世界中にツアーに出てスーツケース生活だったから、本当に地元(オリンピア)でゆっくりできるのが楽しみなの。新しいアルバムは・・・まだ内緒だから、これだけは言っておくわ。何曲かはできてる、あとはプロデューサー選び。リック・ルービンも、きっと関わると思うわ!
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――では最後に、日本で楽しかったことは?
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| ベス: |
大阪でお好み焼きを食べたの! いわゆる日本のピザよね。おいしかったわ!! 東京ではショッピングをしたの。主に靴。109に行ったんだけど、本当にスゴイのね! 女の子の天国。けど、サイズとかみて日本人はやっぱりみんな小柄なのねって(笑)。あと、日本のお客さんは、本当に礼儀正しくて、リスペクトが伝わってきたわ。日本語を話せないのが悔しくて、なんとかみんなとコミュニケーションを! ってライヴで一生懸命考えてたの。今度はもっと日本語を身に付けてくるからね!(笑)はやくまた来たいわ!!!
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