|
――ラヴ・ソング集になった理由を教えて。
|
| ニッキー: |
オリジナル・アルバムを作る予定だったのが、いい曲が揃わなかったので、リリースを見送るつもりになっていた。そんな時にラヴ・ソング集はどうか、という提案がされた。その企画を聞いた瞬間に、僕は絶対にいいものが作れるという確信が沸いたんだ。
|
|
――選曲はどうやって決めたのかしら。
|
| ニッキー: |
ちょうど休暇前だったので、休暇中に好きな曲リストを作ろうということになり、それを持ち寄ったのが最初。コモドアーズの「イージー」、ジョー・コッカーの「美しすぎて」、ジャッズの「ラヴ・キャン・ビルド・ア・ブリッジ」が人気で、A&Rのサイモンが「恋するデビー」を、マネージャーのルイスが「ローズのレーマ」を強く推した。そうやって絞られていったんだ。
|
|
――レコーディングはどうだった? 収録曲の中にはメンバーが生まれた頃にヒットしたような古い曲もあるし…。
|
| ニッキー: |
書かれた時代は関係ないね。僕は、80年(ニッキーは2歳)のヒット曲『ローズのテーマ』に強く惹かれた。歌い出しはソフトだけれど、だんだんドラマティックに盛り上がっていく。そこがすごく好き。他にはガース・ブルックスの『ダンス』もいい曲さ。
|
|
――O-TOWNの「オール・オア・ナッシング」もあるけれど、なぜ同じボーイ・バンドをカヴァーしようと思ったの?
|
| ニッキー: |
実を言うと、5年前くらいに「オール・オア・ナッシング」を歌わないかって提案されたんだ。その時は、同じソングライターが書いた「フライング・ウイズアウト・ウィング」を歌っていたから断ったんだ。そうしたら、O-TOWNが歌ってヒットした。そういう背景があるので、僕らが歌ったらどうなるか、ということを試してみたんだよ。
|
|
――もうひとつ「オール・アウト・ラヴ」で共演したデルタ・グッドレムは、脱退したブライアン・マクファーデンのガールフレンドでしょ。
|
| ニッキー: |
デルタとはブライアンがいる頃から共演する話があったんだ。彼女は世界でもトップクラスに入る素晴しいヴォーカリスト。その一方で、ブライアンのガールフレンドでもあるから、まずブライアンに相談してみた。もし、反対なら諦めるつもりでね。でも、ブライアンは賛成してくれたし、双方のためにもいい企画だろう、とさえ言ってくれた。それから僕らはスウェーデンで一緒にレコーディングをした。個人的にはシングルにしてもいい曲だと思うし、ヒットするんじゃない?
|
|
――ジャケットもステキよね。
|
| ニッキー: |
洗練された内容のアルバムだから、ジャケットもそれに見合うものじゃないとね。穴の開いたデニムじゃ…。やっぱりスタイリッシュなスーツが似合うと思ったのさ。
|
|
――タイトルはどうやって決まったの?
|
| ニッキー: |
候補はいろいろあったけれど、収録曲の素晴しさを代弁するのに『ラヴ・アルバム』が一番だと思ったし、これなら何を歌っているのか聞かなくてもわかるでしょ(笑)。
|
|
――最後にこれからの予定を教えてくれる?
|
| ニッキー: |
すでにイギリスやアイルランドでプロモを始めていて、この後ヨーロッパやオーストラリアに行き、'07年にはツアーをスタートさせる。仮に『ラヴ・ツアー』と呼んでいるもので、今構成について話し合っているところ。ロマンティックなパートもできるはずさ。日本にも行けるといいんだけれどね。
|
|
|
| インタビュー・文/服部のり子 |