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――バンド内における自分の役割をワンワードで表現してもらえる?
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| ジョージ: |
トースター、もしくはオーブン。その理由はキミが考えてね(笑)。
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| スティール: |
ワンワードじゃないけど、オイル・ファイアー。燃えたぎってるって感じ。
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| ダラス: |
僕はメロディ。
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| ジェシー: |
僕はロック。でっかい石というか岩だね。
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| ウェイド: |
俺はタレント。バンドのなかの才能ってところかな。
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――結成当時から、バンド像は明確にあったのかな?
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| 一同: |
ノー。
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| ダラス: |
各自でやっていたバンドが解散して、でも、音楽はずっと続けたいからというので、このバンドを始めたんだ。ただ、演奏という部分ではこだわっていて、できるだけ多くの機会を得るようにはしてたね。そこから発展して、ツアーできたらいいなとか、毎日ライヴがブッキングされたらいいなとか、次はアメリカでやれればいいなと思ってたのが、徐々に実現して今に至るという。
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| ジョージ: |
当時“キミたちはいずれ海外でツアーするようになってるよ”と言ってくれる人もいたけど、そんなのウソだろ? と思ってたからね。
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――自分たちが成功を収めた理由は、やはりライヴに尽きるのかな?
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| ジェシー: |
その通りだね。自分たちがこだわってたのはライヴをやり続けることだったんだ。あと、客の多い少ないにかかわらず、自分たちのベストを尽くすってことは大事にしてる。とにかく、演奏してること自体がホントに楽しいんだ。地下室でリハしててもそうだし、キッズの前だとなおさらだよね。日本のライヴもそうだったけど、みんなが喜んでくれてるのを見ると自分たちもハッピーになるし、どんどん高揚していくんだ。一番最初は自分たちが楽しむために演奏してたけど、今はみんなのためにやってる部分もあるね。
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――今回のアルバムは全体の流れがどうこうっていうよりも、一曲一曲がひとつのストーリーになっているような印象を受けたんだよね。それは意識していたの?
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| ダラス: |
そうだね、キミの言うように、それぞれにストーリー性があると思う。アルバムを作るに当たって、今回は歌詞に重きを置いたんだ。ジョージのパートはその場で思ったことを発しているんだけど、歌詞の大部分は何か伝えるものがある形にしたんだ。たとえば『アクシデンツ』は病院に入るとどういうふうに感じるかとか、『ホワイト・デビル』はコカインにハマって人生を台無しにしている地元のキッズのことを歌っている。『ゲット・ファイテッド』は見てくればかり気にするんじゃなくて、音楽にもっと興味を持った方がいいんじゃないかという。それぞれ違う、多様性を持たしたものにしたんだ。
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| ウェイド: |
パンクにはお決まりのパターンで始まって終わり方もそういう曲が多いよね。聴くぶんにはいいけど、自分たちは似たような曲をアルバムに入れることはできないんだ。
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――ある意味、ストーリーテラー?
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| ダラス: |
ストーリーテラー的なものがあると思うし、ラヴソングを書くのは簡単だけど自分たちはそういうタイプではないかな。どっちかというと自分たちの頭の浮かんだことや興味あることを書く方が多いんだ。
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――一曲のなかに陰と陽、明と暗が共存しているけれど、それはスタジオで自然に生まれたものなのかな?
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| ダラス: |
基本的にダイナミクス、いわゆる対比があるものが好きなんだ。ずっとヘヴィなことをやるバンドもいるし、静かに落ち着いてやるバンドもいるよね。自分はヘヴィなものも好きなんだけど、両方を足すとそれぞれが浮かび上がってくる。僕たちはいろんなタイプの音楽をミックスしたいと思っているから、おのずとこうなるよね。
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――今回のアルバムがリスナーの人生のなかでどういうものなればいいなと思う?
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| ジョージ: |
まぁまぁだねとかナントカみたいだねとか、そういうどうでもいいような感想を持たれるのが一番つらいんだよね。何かを感じてもらえるようなアルバムであってほしい。それが最低でもいいし、大好きであったら最高だよ。
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| インタビュー・文/岡部昭彦 |