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――新作『ダメージ』は、様々なジャンルの要素が組み込まれているという点では、前々作の『アクメ』の進化形なのではという印象を受けましたが?
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| ジョン・スペンサー: |
別に『アクメ』の延長上の作品を作ろうとか、そういうことを意図的にやったわけではないよ。まあ、面白い解釈だとは思うけどね。
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――では、新作のここを聴いてほしいという点があれば教えてください。
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| ラッセル・シミンズ: |
いっぱいあるけど、ひとつだけ挙げるとしたら、DJシャドウとやった「Fed Up And Low Down」だな。彼と一から書き始めた曲なんだけど、彼のいい所と、俺たちのいい所がうまく合体した作品だよ。一緒にやってて楽しかったし、何て言うか、彼はスタジオにマジックをもたらしてくれた感じさ。
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| ジョン・スペンサー: |
M3「Spoiled」とM4「Crunchy」のつなぎの部分がすごく気に入ってるよ。
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| ジュダ・バウアー: |
「Crunchy」って曲の中で、ジョンが「umbrella on the sunny sky〜」って歌ってる部分があるんだけど、そこがカッコいいんだよね。
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――DJシャドウの話が出ましたが、彼とコラボレーションすることになったきっかけは?
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| ラッセル・シミンズ: |
ずっと彼のファンだったんだ。昔から何か一緒にやりたいと思ってたんだけど、なかなか機会がなくて。ショウの後、バックステージで何となく話を出してみたり、電話したり、メールを交換したりして……まるで恋人同士みたいにね(笑)! で、今回ようやく実現したんだ。
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| ジュダ・バウアー: |
俺はDJとかそういうのはあんまり好きじゃないんだけど、彼はすごくハートがあるヤツで、ライヴもカッコよくて、例外だね。
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――DJシャドウのライヴは1度だけ観たことがありますが、ステージの上ではすごくクールで、とっつきにくい人なのかなという印象でしたが?
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| ラッセル・シミンズ: |
ホントにいいヤツなんだぜ。優しいし、地に足がついていて、才能があって。なんなら、電話番号教えるよ!
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| ジュダ・バウアー: |
でも彼は、まぼろし(シャドウ)なんだよ(笑)。
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――ダン・ジ・オートメーターとの仕事はどうでしたか?
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| ラッセル・シミンズ: |
『アクメ』の時以来、ずっと連絡を取り合ってて、新作を作るってなった時に「是非参加させてくれ」って言ってくれたんだ。何曲かやってもらったけど、今回のアルバムに収録された2曲(「Crunchy」「Help These Blues」)はすごく彼にも合っていると思うし、いい仕事をしてくれたよ。楽しかったしね。
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――ジュダさんは20マイルズとしてアルバムをリリースしていたり、ラッセルさんは様々アーティストのリミックスを手掛けていたりしますが、そういった個々のプロジェクトが今回の作品に与えた影響はありますか?
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| ラッセル・シミンズ: |
他の人とコラボレートすることによって学ぶことはたくさんあるし、人間的にも成長できるよね。でも、具体的に何が今作に影響を与えたかといわれると……わからないな。
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――『エクストラ・アクメ』や、『プラスティック・ファング』のアウトテイク集みたいな作品が今回も発表される可能性は?
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| ジョン・スペンサー: |
今回は『エクストラ・アクメ』みたいなリミックス集を出す計画はないよ。でも、『ダメージ』のために作った曲は山ほどあって、中にはボツにするのがもったいないような曲もあるから、何かの機会に出すことになるかもしれないね。
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――最近のブルース・ロック・バンドの中で気になるアーティストはいますか?
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| ラッセル・シミンズ: |
ザ・ホワイト・ストライプス。
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| ジュダ・バウアー: |
ヤツらは気にとめなくても、そこら中に出てるから目に入ってくるんだよ。
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| ラッセル・シミンズ: |
ザ・キルズとか、ザ・ブラック・キーズは? みんなベースがいないバンドだね(笑)。
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| ジョン・スペンサー: |
ベースがいないから、ブルース・ロックっていうのは大いなる誤解だと思うけどな。
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| ジュダ・バウアー: |
俺は、若手より、まだまだ現役で頑張ってるブルース・マンたちもカッコいいと思うぜ。
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――今後の予定は?
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| ジョン・スペンサー: |
この後、初めて台湾に行くんだ。あとはUSツアーをやって、それから12月にはまた日本に戻ってくるよ。
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| ラッセル・シミンズ: |
俺は、ブルース・ロックの探求の旅に出る(笑)。
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――ところで、バンド名を変更した理由は?
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| ジョン・スペンサー: |
その質問は20回目だよ! USとかヨーロッパでは、以前からブルース・エクスプロージョンって呼び名が一般的なんだ。だから、新作を出すのを機に変えただけで、これといった理由はないんだけどね。
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| インタビュー・文/竹内真鈴 |