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――まず結成のいきさつを教えてください。
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| 甲本: |
スタジオでだらだらしているうちに、2人だけだと寂しいねって。ミキサーの川口さんに相談したら(桐田)勝治とゴビー(小林勝)の2人を紹介してくれて。
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| 真島: |
全員でせーので音を出したとき、もうすごくハマっていたから。じゃあこのまま曲も録っちゃおうって感じで。
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| 甲本: |
今思うと、川口さんの頭には、僕ら4人を合わせたらどういう音になるのか、紹介した時点で見えていたのかも。だからすぐに録れたのかもしれない。
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――アルバム『ザ・クロマニヨンズ』はたった3日でレコーディングしたそうですね。
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| 甲本: |
しかも、毎日だいたい3時か4時に始めて、晩飯どきの7時には終わっていたよ。それだけスタジオでの雰囲気が良かったってことなんだけれど。それで、スタジオのあとみんなで100円均一の回転寿司に並んだりして(笑)。
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| 真島: |
DHAもたっぷり摂れたし。
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――ザ・クロマニヨンズという名前は?
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| 真島: |
決まったのは忘れもしない4月5日。僕とヒロトが同時に似たようなことを考えていて。直感って言うか。僕ら、その日はちょうどローリングストーンズの最終公演を見に名古屋に行っていたとき。
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| 甲本: |
最初は、このバンド名が閃いたものの、自分でもクロマニヨンズはないだろうと思っていて。こんなのマーシーに笑われちゃうなぁと思いつつ、ストーンズを見たあと恐る恐る言ってみたら、マーシーが“オー!”って。ポケットから紙を取り出したら、そこにクロマニヨンズって書いてあったの。その瞬間、ウルっときたよね。ジーンとして祝杯あげたよ。
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――何か運命的ですね。で、その意味は?
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| 真島: |
それがわかんない(笑)。
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| 甲本: |
意味なんてないし、求めてもいないから。ただ言葉の響きだけですよ。
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――人間とロックの原点に回帰するとか、そんな意味があるのかなって思っていました。
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| 甲本: |
そんなチンケな思惑はないって。ロックンロールの前では、何を言っても陳腐に聞こえるだけだから。それだけロックンロールがすごいってことなんだけれど。
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――でもリスナー側はいろいろ考えますよね。アルバムの曲にしても、スズメバチの被害が出て、熊が里に降りてきているなんてニュースを見て、「キラービー」とか「くま」って曲に結びつけたり…。リスナーにとって、そういう意味を考えている時間はすごく楽しいんです。
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| 真島: |
だから、そういうことなんです。僕らが何かを言うことで、そういう考える楽しみを奪いたくない。自由に感じて思ってくれるのがいちばんいいんです。
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――ヒロトさんの曲には「連結器よ永遠に」とか「歩くチブ」とか、下ネタ系が多いなあとか。
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| 甲本: |
まあそれも、想像を膨らませて。股間とかいろんなところを膨らませてくれれば(笑)。
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――話は変わりますが。久々の全国ツアーはどうですか?
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| 真島: |
まだ実感できていない感じかな。僕の場合、細胞の端々で、まだ感覚が戻っていないって言うか。
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| 甲本: |
持っていくパンツの数を読み違えたりとかして(笑)。あとはまあ、ロックンロールさえ満タンに注入しておけば何とでもなります!
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――どんなロックを注入しているんですか?
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| 甲本: |
最近はスージー・クワトロとリトル・リチャードとか。
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| 真島: |
スージー・クアトロが75年に来日したときのライヴDVDは最高にかっこいいよ。あとはキース・ムーンの『トゥ・サイズ・オブ・ザ・ムーン』とかかな。
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| 甲本: |
ロックンロールを満タンに注入して大暴れしてますんで。各地の人は楽しみに待っていてください
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| 真島: |
できる範囲で頑張ります(笑)。
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| インタビュー・文/榑林史章 |