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――バンド復活後、まわりの反応とか反響はどうですか?
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| 大槻ケンヂ: |
いろいろありますよ。先日もなだぎ武さんが学生の頃に『11PM』という番組で筋肉少女帯を見た時のショックが忘れられないというお話を浅声ゴエさんから伝え聞いたり、『ごきげんよう』という番組でサンドイッチマンの方が思い出の曲として「高木ブー伝説」を挙げてくれてたとか。でも逆に、復活後に筋肉少女帯を知った10代の方なんかの反響も多いですよ。
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――今回の『大公式2』では、「福耳の子供」と「少女の王国」が新しいヴァージョンになってますね。レコーディングはどういうテンションで臨んだんですか?
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| 大槻: |
「福耳の子供」なんかは20年ぐらい前に録音してた曲なので、なんらかの成長を見せないといけないかなという思いですよね(笑)。でも、ヤングの頃に作った曲だから設定したキーが高くて。ライヴでも中期以降はあまりやる機会がなかった曲だから、むしろ新曲ぐらいな気持ちで歌いましたねぇ。
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――懐かしいとか新しいとか感想はいろいろあると思いますけど、大槻さんにとってはどんな感想が褒め言葉ですか?
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| 大槻: |
やっぱり新しいと感じてくれたり、初めて知ってくれていいですねって言ってくれる方が正直嬉しい部分はありますよね。今を生きるミュージシャンとしては。懐かしいって言ってもらうのももちろん嬉しいけど、今を評価してもらうほうが嬉しいんじゃないですかねぇ。…じゃあ何でベスト盤出すんだって話ですけど(笑)。
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――いやいや(笑)。
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| 大槻: |
でも新しくファンになってくれた人たちにしてみれば、この『大公式2』は新譜ですからね。そういう意味でも重要なんじゃないかと思うんですよ。ベストだけども、ある意味若い世代にとっては新譜と何ら変わりない、ということで。
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――そんな懐かしい人も新しい人も入り交じってるのがライヴの会場かなと思いますが、復活後もライヴが続いてますね。
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| 大槻: |
温度差がね、すごく面白いんですよ。青春の頃に筋少を追っかけてたような人たちは懐かしの曲を演奏すると号泣したりしてて、その横で初めて見に来たような若いオーディエンスがわーっ!! て楽しげに騒いでるの。様々ですよ〜。
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――9月には14年ぶりに日本武道館でのライヴがありますが、どんなライヴにしようと思われてますか?
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| 大槻: |
とにかくお客さんを楽しませたいですよね。あと、これだけはって自分に課してることがあるんだけど、「歌詞を覚える」!これは義務です(笑)。僕はこの20年間、歌詞を覚えたことがないんですよ。っていうか覚えられない! ヒップホップの方たちはすごいなと思いますよね。だから僕、これからカラオケで自分の曲をガンガン歌おうと思ってるんですよ。だけどね、ついついカラオケ行くと桑名正博とかアリスとか歌っちゃうんだよね(笑)。ダメだよね、歌詞はちゃんと覚えないと。
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――(笑)。ちなみに14年前の武道館のライヴのことは覚えてます?
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| 大槻: |
それがねぇ、何にも覚えてないんですよね。(ステージから)見える景色が一緒だから。メンバーがいて、モニターがあって、警備員さんがいて、お客さんがいてって、どこも同じじゃないですか。だから意外と覚えてないんだよねぇ。あと、反骨精神って言うのかな。当時はライヴハウスが満杯になったらそこを卒業して、中規模の小屋に行って…っていうのがあって、武道館はいわゆる”あがり”みたいだったの。でもその国盗り物語的な、ステップアップの構造っていうのが大ッ嫌いで。僕はスナフキン的な生き方を良しとする吟遊詩人系っちゅうかね、無農薬野菜的なところがあるから(笑)、そういう”武道館ドリーム”みたいなのが嫌で。むしろね、武道館こそ、小さなライヴハウスでやる以上に意識をせずにやらなければいけないっていう意識が強かったからか、…記憶がないんですよねぇ(笑)。でも今となってはもったいないなと思ってね。大きいところでやるというのはひとつのお祭り事だから、お祭りはお祭りとして楽しもうと思ってますよ。人生の節目としてもね、いいんじゃないかと思うんで。
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――いろんな世代の人が、いろんな思いで集まりそうですね。
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| 大槻: |
そう!筋少は知らないっていう若い人もウェルカムです。筋肉少女帯はデビュー20周年ではあるけれども、いつも新人のつもりでやってます。ただキャリアはあるんで<気持ちは新人>ですけど、<扱いはベテラン>でお願いしたいということだけ言っておきたいです(笑)!
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| インタビュー・文/山田邦子 |