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――復活を決意してから、今回リリースをするまでというのはどのような時期でしたか?
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| クリスピアン・ミルズ(vo & g): |
曲はずっと書き続けていたんだけど、バンドを再結成することは短い期間で出来ることじゃないし、すごく長いプロセスで築き上げていかなきゃならないものなんだ。新しい靴を履くような感じかな。生み出す化学反応をまた確立しなくてはならないからね。
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――話はアルバムに移して、今作のテーマは?
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| クリスピアン: |
人々やこの世界、すべての人々がみな経験することっていうのがベースにあるね。元々、フォーク・ミュージックっていうのは“ストーリー・テーリング”、話を伝えるっていうのが根底にあって、それが今作の根底にもある。原点回帰っていう意味で“オールド・ファッション”なセンスを取り入れているよ。
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――タイトル『STRANGEFOLK』の意味とは?
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| クリスピアン: |
実は2ndアルバム『Peasants, Pigs & Astronauts』に付けるはずのタイトルだったんだ。今作は新生クーラ・シェイカー、クーラ・シェイカーの生まれ変わりっていう意味でも、自分たちが最後に制作していた’99年に何かリンクさせたかったんだ。人生は旅で、その旅が一体何なのかっていうのを求めてみんな生きているんだと思うんだけど、“フォーク”っていうのは、それが何であるかっていうのを示してくれる音楽の1つなんだ。
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――繋げたかったということですが、逆に今回制作してみて感じた、その第一期クーラ・シェイカーと新生クーラ・シェイカーにおける違いはなんでしょうか?
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| アロンザ・ベヴァン(b): |
今回はバンドの生音っていうのに拘って、加工されていない音楽というのを念頭において制作していったんだ。前作ではオーケストラやベルとか周りにすごくたくさんの音があったんだけど、今作では自分たちが演奏しているんだっていうことを感じて欲しかったからね。だから、極力シンプルに仕上げて、曲自体の良さをわかってもらえるようなアルバムにしたんだ。
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――では、この『STRANGEFOLK』を一言の形容詞で表すと?
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| クリスピアン: |
いい質問だね〜! うーん・・・“Late(遅い)”(笑)。
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――笑。なぜですか?
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| クリスピアン: |
曲を書き始めたのが’05年の秋だったんだけど、完璧主義っていうのかな、とにかく『K』や『Peasants, Pigs & Astronauts』と同じくらい良い作品にしたかったんだ。自分たちがバンドを終えた時はピークの時だったという意味でも、クーラ・シェイカーは落ち目を味わっていないと思う。だからこそ、今作で“やっぱりな”“レベルが落ちたな”っていう風に言われたくなかったんだ。だから、一生懸命、自分たちに厳しく、みんなが納得いくまで拘り続けた結果、とても時間がかかってしまったんだよ。そういうワケで“Late”ってことさ。
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――あなた達が考える“究極のバンド”を基準に考えた時、現在のシーンで共感できる、親近感のあるバンドはいますか?
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| アロンザ: |
カサビアンが近いかな。
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| クリスピアン: |
影響力という点ではサイケデリアかな。彼らが持つテクニックっていうよりも、“オルタナティヴ・シンキング”、1つのやり方じゃなく、違うやり方を模索するというところで、彼らの音楽センスはすごく共感できるね。カサビアンは特に気にかけていたわけじゃなかったんだけど、ライヴを見に来てくれて、感じがよかったんでいいかなって(笑)。あとはアメリカだったら、フレミング・リップスだね。
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| アロンザ: |
いいバンドだよ。
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――さて、’06年のフジロックでのステージでは熱烈な歓迎を受け、続けて今年も参加となるわけですが、豊富を聞かせてください。
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| クリスピアン: |
彼らはいつも1番に呼んでくれるんだ。他のどのフェスよりも早くね。だから“No!”とは言えないんだ(笑)。本当にとっても美しい場所で、パフォーマンスする場所としても素晴らしい。また戻ってくることが出来て、本当にラッキーだと思うよ。ブリティッシュ・バンドや欧米のバンドにも“フジ”っていう名前は浸透していて、みんな出たがっているんだよ。
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| アロンザ: |
みんなゴミがなくって、あんなに素晴らしいフェスがどうして出来るのか不思議だって言ってるよ(笑)。
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| インタビュー・文/浅野ミレイヤ麗 |