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――前作の『スタジオ150』から1年しか経っていないのに、もう新作が完成ですね。
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| ウェラー: |
うん。『スタジオ150』はカヴァー・アルバムだったから、ソングライティングの作業は1年半も休んでいたんだ。こんなに長いこと曲を書かないというのは、今までになかったことなんだよ。おかげで、すごくいいリフレッシュになった。いざ新作に取りかかるとなった時、新しい発想がどんどん湧いてきて、ものすごくクリエイティヴな時間を過ごすことができたんだ。
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――ええ。今回の新作には、あなたらしい勢いがあるのと同時に、今までにない余裕のようなものも感じられます。
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| ウェラー: |
確かにそうだね。自分でも、何か大きな余裕が生まれたとは感じる。自分に対してのプレッシャーがなくなった、と言えばいいかな。今の僕は、いちばん新しい作品にいちばんの自信を持つことができている。キャリアが長くなればなるほど、ミュージシャンっていうのは昔の曲のパワーに頼ってしまいがちになるだろう? でも、僕は昔の曲に頼らずに、今の作品に自信を持つことができている。そういう余裕を少し表現してもいいんじゃないかと思うようになったんだ。
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――今回の『アズ・イズ・ナウ』には、あなたのキャリアを総まくりするような多彩な曲が収められています。自分のキャリアの断片をアルバムにまとめるということも、今までにはなかったことですよね?
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| ウェラー: |
自分で意識してそうしようと思ったわけじゃないんだけどね。でも確かに、今回のアルバムからは、ジャムのサウンドやスタイル・カウンシルの音色が聞こえてくる。たぶん、僕が今までに影響を受けてきた音や、好きになってきた音を集めて、僕なりのメルティング・ポットを作った結果が今回のアルバムになった、ということじゃないかな。大切なのは、常に新しいものや、今までにないものを求めていくということなんだ。それこそがオリジナリティであり、チャレンジでもあるわけだからね。
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――今回のアルバムも、オランダのスタジオ150でミックスされていますし、プロデューサーのヤン・カイバートや、ホーンやストリングスのメンバーなど、前作の『スタジオ150』と同じ顔ぶれが参加しています。
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| ウェラー: |
うん。ヤンは自分のやりたいことがハッキリしていて、それを上手に主張するタイプなんだ。それはそれで判りやすいし、こちらも自ずと意見を主張しやすくなる。彼は頭の中にあるイメージを人に伝えることに長けているから、特にバンドのミュージシャンは音の方向性をくみ取りやすかったんじゃないかな。それに、ヤンは現場を盛り上げるのがとても上手いんだよ。
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――イギリスでの第2弾シングルになる<カモン/レッツ・ゴー>が、日本でのリード・トラックになります。この曲には、どんな意味が込められているのですか?
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| ウェラー: |
この曲は前に向かってる曲だよね。ここ最近っていうのは、僕に限らず、新作に参加したミュージシャンみんなが人生をポジティヴに楽しんでいる時期なんだ。だから、今回のアルバム全体にその前向きな気持ちが入っている。ポップ・アルバムとして、聴いてくれる人が少しでも楽しい気持ちになってほしいという願いが込められているんだよ。
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| インタビュー・文/宮子和眞 |