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──来日してみて、自分には日本人の血が流れているんだなぁ、と感じることは?
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| レイチェル |
よく聞かれるんだけど、よくわからないわ。ただ、ファッション・センスに関しては、通じるところがある気がするの。
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──どんなところが?
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| レイチェル |
例えば、ジーンズにドレッシーなコーディネートをしたりとか、カラフルな色づかい、あとはヒールのある靴を履くことかしら。N.Y.ってみんな歩きやすさを重視して、スニーカーを履く女性ばかりだから。
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──音楽的には、日本人だなと感じることは?
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| レイチェル |
言葉にしづらい、もどかしい思いってあるでしょ? それを表現しようとする姿勢かしら。日本人って、言葉に潜む何かを読み取ろうとする人々だと思うのよね。
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──確かに、あなたの描く世界は1つ1つのフレーズに、イマジネーションを刺激するいろんな意味が隠されているような気がする。
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| レイチェル |
世界では、今もいろんなことが同時進行しているわけでしょ? 私は音楽でそのことを伝えたいと思っているわ。
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──なら曲作りは、かなり神経を使う作業って感じ?
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| レイチェル |
そうでもないわ。誰でもこれまでの人生のなかで、ずっと頭のなかに残る出来事ってあるでしょ? それと同様で、私は頭のなかでずっと響いてやまない、言葉やメロディを伝えているの。
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──その語りかけるような歌声も印象的なんだけど、歌い方に関して、何か心がけていることは?
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| レイチェル |
自然に歌っているだけ。誰でも、生まれながら持つ美しさってあると思うの。私のなかのそれを忠実に表現できれば、と思って歌っているだけよ。
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──サウンドは、その歌声を引き立たせるための、シンプルでオーガニックな印象。
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| レイチェル |
これも頭のなかで、自然と浮かんでくるものなの。
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──あなたは、ギターとピアノ、2つの楽器を用いて曲作りをするそうだけど、それぞれ完成する曲のタイプは違うと思う?
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| レイチェル |
全然違うタイプの曲になっているわ。
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──例えば、どちらのほうがハッピーなフィーリングの曲を作れる?
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| レイチェル |
そうね…ハッピーな気分の曲って、頭のなかで出来ることが多いかしら。でも私、あんまりハッピーな曲調って好きじゃないから、だんだんとダークな曲になっていくんだけど(笑)。
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──確かにあなたの曲って、一見失恋とか失望感とかダークなテーマが多いけど、どの曲にも根底には生命の輝きがあふれている。
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| レイチェル |
ダークな曲を描ける人って、幸福や希望に敏感なの。光を求めて音楽を作っているんだから。だから決して自殺をすすめるような歌じゃないのよね。リスナーのみんなも、ダークなものの背景にある希望を聴き取ってもらいたいわ。
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| インタビュー・文/松永尚久 |