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――今、なぜベスト盤を発売するんですか?
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| フリー: |
答えは簡単さ。俺達には2枚目のベスト盤を作れるだけのヒット曲や、皆がよく知っている曲があるからさ。だけどパッパッと曲を選んで「はい、これが新しいベスト盤だよ」って感じで出すのはイヤだった。だからメンバーそれぞれに入れたい曲をリストアップしてもらい、その後話し合いで曲を絞り込んだんだ。いい選曲に仕上がったよ。
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| チャド・スミス: |
今から30、40年後に俺達の作品を買ってくれる人は、間違いなくベスト盤を手にするだろうから。そういう意味では真剣に取り組むべき作品だと思ったんだ。自分達の歴史、ましてやロック史にも残ることだからね。
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――じゃあ選曲には満足しているんですね?
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| チャド: |
もちろんさ。ベスト盤を出すと「もうバンド・キャリア終了」とか「過去の曲でまた金儲け」みたいなイメージがあるけど、俺達の場合はむしろ反対で、気持ち的には今回のベスト盤を出し、新たにスタートを切るっていう感じなんだ。じゃなきゃわざわざ新曲をレコーディングしたりしないって。今回「フォーチュン・フェイデッド」など2曲の新曲が入るんだ
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――その新曲は、どんな感じですか?
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| ジョン・フルシアンテ: |
音楽の次元的には前以上に広範囲なものになっているけど、ある意味では前よりもっとシンプルな構成になっていて、生々しくもある。今回のツアー中に長めのオフが取れたんで17曲書き、一気にレコーディングしたんだ。俺達にしては珍しく作業がスムーズに進んだし、出来もいい。バンド全体で作業が出来たっていう雰囲気も強かったし。
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| チャド: |
録り終えてる新曲があと15曲もあるわけだから、楽勝で新作が1枚出せちゃうよね。来年辺り、本当にそれが実現出来ちゃうかも知れない。それにしても、本当にレコーディングは順調だったんだ。17曲もの曲数をあんなに速く仕上げたことなんて過去にないよ。間違いなくレッチリ史上最速作業だったと思う。
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――それだけ今バンドの状態がいいっていうことですね?
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| チャド: |
そうだと思う。俺はバンド内の人間だから客観的にバンドを見るのは難しいけど、たぶんそうなんだと思う。なんたってツアーの間ずっと一緒に、しかも毎晩のようにプレイしているわけだから、互いのテレパシーみたいなものをそれぞれが感じやすくなっていて、そういうのがあるからこそ互いの理解もしやすくなっているんだと思う。
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| ジョン: |
それは絶対に言えると思う。さっきバンド全体で作業ができたっていう雰囲気が強かったって言ったけど、それなんてまさにその状況を表していたと思う。俺は曲を書く場合、大体1人で始めるんだけど、今回はそういう機会って少なかったからね。
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| フリー: |
今回ツアーはすごく順調だよ。そうした経緯の中で、俺達の音楽に対する取り組み方がどんどん深まってきている。その分大変な時もあるし、手間暇もかかるけど、やっていて楽しいからね。バンドの状態がいいからこそ、そういうふうになるんだと思うよ。
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| インタビュー・文/有島博志 |