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―あなた達にしか絶対に出せないロックンロール・アルバムですね。
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| ダフ: |
自然に出た音なんだ。実際、今回のレコーディングもアナログ機材しか使ってないしね。最近はデジタルが多いと思うんだけど、あえてアナログにこだわったことで、よりタイトでリアルなサウンドになったと思うよ。一発勝負なんで間違えることができないから。
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――グループ結成までのいきさつについてお聞かせください。
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| ダフ: |
ここ数年、俺はシアトルの学校で財政学を勉強してて、バンドは学校の長期休暇の合間を縫ってやってたんだ。そんな中、ミュージシャン仲間のランディ・カステロが亡くなり、マット(ソーラム)から「彼の家族のためにベネフィット・コンサートをやるから一緒に出ないか」と連絡があった。で、バックチェリーのメンバー2人とスラッシュとマットと俺というメンバーの即席バンドで出場したわけ。スラッシュやマットとも連絡は取り合っていたんだけど、直接会うことは稀だったよ。で、ライヴのリハーサルで本当に久しぶりにプレイしたんだ。これがもう鳥肌が立つくらいもの凄いケミストリーを感じたんだ。爆発的な瞬間だったね。当日もかなりいいライヴで、オーディエンスはすごく盛り上がってくれたよ。その後、マットとスラッシュと話し合ったんだ。「ガンズから10年も経ってるわけで、どうなるか分からないけど、とりあえず1曲作ってみようか」とね。あと、もう1人ギタリストが欲しいということになって、俺の古くからのダチでデイヴ・ナヴァロのバンドにいたデイヴ・クシュナーに入ってもらったんだ。彼の加入により、バンドのケミストリーは完璧のものとなったよ。スラッシュとまったく違うスタイルをもってて、それがまた上手くいったんだ。それから、シンガー探しに奮闘し、結局8ヶ月もかかったんだ。
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――いかにしてスコットに決まったんですか?
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| ダフ: |
俺のワイフとスコットの奥さんが友だち同士で、2人してスコットをこのバンドに入れたがってたんだ(笑)。で、ちょうどストーン・テンプル・パイロッツが解散して、スコットに入ってもらったんだ。まず、「セット・ミー・フリー」のデモを彼に渡して、詞を付けてもらって、スタジオで合わせてみたら一瞬にして「これだ!」と思ったよ。
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――その当時、スコットは精神的にも肉体的にも非常にヘヴィな状況だったと聞いてますが、どのようにして克服したのでしょうか?
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| ダフ: |
俺自身もそういう体験はしてるからな。俺は、マーシャル・アーツ(総合格闘技の一種)を通じてリハビリできたんだ。スコットの場合、とにかく彼の周り環境を変えたくて、とにかく一刻も早くLAから離さなくてはと思ったんだ。で、ワシントン州の山奥にいるカンフーの先生の所に連れて行ったりしたんだ。周りに何もない環境で、ストイックな合宿生活を続けていくうちに徐々に自信を取り戻していったよ。
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――当初どんなアルバムに仕上げようと思ったんですか?
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| ダフ: |
まったく考えなかったな。とにかくレコーディングに没頭してたら、曲がいっぱい出来すぎて、13曲に絞るのは大変だったな。『コントラバンド』というタイトルについてなんだけど、マットが新聞の記事かなんかで“contraband”っていう言葉を見つけて、不法輸入とかそういう意味なんだけど。で、バンド・メンバーにプレゼンテーションしたところ、「俺達にぴったりだ。完璧だ。」ということになったわけ。
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――ヴェルヴェット・リヴォルヴァー流の曲の制作方法を教えて下さい。
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| ダフ: |
例えば、「ヘッド・スペース」という曲では、まずドラム・ビートから始めて、それからベースのチューニングもDに下げフレーズを考える。それが出来たら、スラッシュがギターを、スコットがヴォーカルを入れるんだ。ごくごく自然な流れだね。この曲についてはたった20分で完成してしまったんだ。このようにメンバー同士でインスピレーションを受け合って曲を作るんだ。
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――ベース・プレイで意識された点は?
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| ダフ: |
スコットの歌を今回重視したんだ。メロディを弾くというよりも、グルーヴを意識したフレーズをたくさん考えたな。だから、マットとセッションを重ねもっともハマる瞬間を模索していったんだ。
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――レコーディングの際、印象深かったエピソードを教えて下さい。
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| ダフ: |
10日間でレコーディングしたことが、もっとも心象深かったな(笑)。時間をかけすぎると曲の緊張感が損なわれるから、とにかくテンポ良く仕上げていくことに気を使ったんだ。結局、録り直したのは1曲だけだったよ。あと心象深かったのは、警察が乱入してきたことかな(笑)。ワハハハハ、これは冗談だよ。
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――では、最後にあなた達の復活を心持ちしてた日本のファンにメッセージをお願いします。
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| ダフ: |
特に日本は健全なロック・シーンが形成されていると思う。フェスとかで日本のバンドと共演できることを楽しみにしているよ。あと、すごく小さなライヴ・ハウスでも演奏してみたいな。とにかく、待っててくれよ。
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| インタビュー・文/高間 淳 |