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――このアルバムに取りかかる前、しばらく休まれていたそうですね。
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| SATOSHI(vo): |
『COLORS WATER MUSIC』が終わった後、半年ぐらい完全に休んでましたね。
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| KAJI(g): |
それぞれが好きなことをしながら充電してた感じですね。
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――ちなみに皆さんはどのように過ごされていたんですか?
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| KAJI: |
俺はとりあえず音楽を忘れて、サッカーばっかりやってました。週4回とかかなり熱中して(笑)。
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| SATOSHI: |
僕はトラックでやってみたかったので、ヒップホップのお皿とかを使って、地元の友達と一緒にやってましたね。あとは、MOOMINやBAMUIDAの作品に参加したりとか。
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| OGAWA(g): |
俺も気持ち的に一度フラットな状態に戻りたくて、リスナーとしてライヴをいっぱい観に行ったりしてましたね。
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――「フラットな状態に戻りたい」という発言がありましたが、『COLORS WATER MUSIC』を作り上げた後、そのまま継続して進んでいけないムードみたいなものがバンド内にあったのでしょうか?
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| SATOSHI: |
ずっと休まずにやってきたので、『COLORS WATER MUSIC』のレコーディング中に、この先も続けていくにはここらで一度休んだ方が先々のためになるなって話をみんなでしてて。
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| KAJI: |
実際、すごくデカかった。もし休んでいなかったら、こんなに満足のいくアルバムは出来なかったと思うし。それぐらい、それぞれが休みの間に吸収したことが出ているので。プレイの面でも、気持ちの面でも。
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――作業においても、何か変化はありましたか?
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| SATOSHI: |
これまでは、アルバムを作るに当たってあまり深く話し合ったことがなかったんですよ。当然、核になる部分は決めていたんですけど、全体通してのイメージみたいなものについては。でも今回はまず、ロックな感じにしようっていうのを決めて、さらにそこからみんなで密に話し合いながら進めていった感じでしたね。
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| KAJI: |
曲ごとにテーマを絞って、これはどんなイメージで、どんな色でとかね。
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――なるほど。では、制作の途中で6人の間にズレが生じたり、迷いが出てきたりするようなことは……。
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| OGAWA: |
なかったですね。みんな同じところに向かって進んでいったので、1曲1曲の精度がすごく上がったと思います。
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| SATOSHI: |
うん、みんな曲ありき歌詞ありきって感じでやっていたよね。ずっといいヴァイブスでやることができたし。
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| OGAWA: |
あと、変なエゴとかもなかったかな。どうしても自分が今できることを全部出したいとか、そういう気持ちは全然なかった。
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――今回のアルバムには、真骨頂であるゴリゴリなナンバーもあれば、MOOMINとDS455のKAYZABROをフィーチャーしたメロウなナンバーもあるし、大きなグルーヴのうねりの中でこれまでに吸収してきた様々な音楽のエッセンスが自然な形で溶け込んでいるような印象を受けたんですね。ご自身たちでは、“ミクスチャー”でも“ヘヴィー・ロック”でもない、オリジナルの“山嵐ロック”を確立できたっていう手応えみたいなものはありましたか?
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| SATOSHI: |
手応えはありましたね。
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| KAJI: |
作っている時とかも相当アガったよね。「豪直球」の歌入れの時とか。ヤバいアガり様だった。あれだけでもう終わっちゃった感が(笑)。
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| 一同: |
(笑)
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| OGAWA: |
まだ全行程終わってなかったのにね(笑)。
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| KAJI: |
先に行けたって感じはすごく強いですね。だから自己満足度はヤバい。あとは聴いてくれる人が満足してくれればホント最高。
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| SATOSHI: |
今まではアルバムを作るとなると思いっきり自分をぶつけて、終わった後は空っぽになることが多かったんですよ。「あしたのジョー」の最後みたいに(笑)。『マウンテンロック』の時もホントものすごいテンションでやっていたので、終わった後はしばらく真っ白だったし。だけど、今回はそういう感じじゃなくて、またすぐに新しいのを作りたいねって話もしているし。だからいろんな意味で、自分たちにとってもすごく先につながる1枚になりましたね。
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| インタビュー・文/井上ダイスケ |