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ベック・ハンセン(本名ベック・デヴィッド・キャンベル)は、’70年7/8生まれのカリフォルニア州ロサンゼルス出身のアメリカ人歌手。共に芸術家である両親はベックが幼い頃に離婚し、彼は兄弟と共に母であるビブ・ハンセンの元に引き取られた。ロサンゼルスで都市の様々な音楽に触れながら、母の仕事である芸術を見て育ったベック。この時の経験が彼の後の音楽性を決定する事になる。
’80年代半ばに高校を中退し、ギターを演奏し始め、フォークやデルタ・ブルース等をプレイしながら様々な場所を訪れた。ドイツでは母方の祖父で芸術家のアル・ハンセンの元を訪れ、’60年代に流行した芸術運動であるフルクサスに祖父の手引きで触れる。他にもニューヨークなどを訪れ、’80年代後半に流行したパンクの影響を受けたアンチ・フォーク音楽運動に関わった。
’89年の春、無一文でニューヨークへ辿り着いた彼は、ローワー・イースト・サイドで約1年を過ごしながら演奏を始めるが、結局再びロスへ。その後、様々な低賃金の仕事を渡り歩き貧窮に苦しみながら、独自の音楽を追求していった。ベックはロサンゼルス中の音楽クラブに潜り込み、インディーズ・アーティストとして自らを売り込んだ。
’93年にボングロード・カスタム・レコードに見出され、12インチのビニル・レコード盤『Loser』が、初版500枚で売り出された。オルタネティブ・ミュージック専門のラジオ局で放送されて評判を呼び、様々なレーベルから契約を持ちかけられた。最終的に破格の契約金でゲフィン・レコードと契約し、契約内容は独自のアルバムを販売することも認められた自由度の高いものであった。
’94年に同レーベルから『Mellow Gold』を出し、メジャー・デビューを果たす。同年秋には初来日公演、’95年も引き続きワールド・ツアーを行ない、夏にはロック・フェス、“Lollapalooza 2005”にも出演。また、ゲフィンとの契約でインディ活動も承認されていたベックは’94年に、『One Foot in the Grave』をKレコードから、『Stereopathetic Soul Manure』をフリップ・サイド・レコードから発表している。
’96年6月に2ndアルバム『オディレイ』をリリースし、本国アメリカのみならず日本も含む全世界規模で大ヒットを記録。同年11月には2度目の来日公演を全公演即日完売し、人気の高さを実証した。翌年度グラミー賞ベスト男性ヴォーカル・パフォーマンス、ベスト・オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンスの2部門受賞の快挙を成し遂げた。
’97年8月、“FUJI ROCK FESTIVAL ’97”のために来日するが、台風によりフェス2日目がキャンセルとなったためライヴは実現したなかった。が、翌年お台場に場所を移し開催された第2回の“FUJI ROCK FESTIVAL ’98”で再び来日。前年の無念さをはらすが如く、素晴らしいステージを繰り広げ、圧倒的な存在感を見せつけた。
’99年には、ファンク、ソウルをベック流に解釈した『オディレイ』続編的アルバム『ミッドナイト・ヴァルチャー』を発表。そこから1stシングル「セックス・ロウズ」をはじめ、「ミックスド・ビジネス」「デボラ」「ミルク&ハニー」などの、もはやステージでは欠かすことのできないベック・スタンダードとなった名曲が生まれた。’01年夏、“SUMMER SONIC 2001”で日本の夏フェス“大トリ”に相応しいパーフェクトなエンターテイメント・ショーを披露。
’02年9月には、それまでのベックのスタイルとはかけ離れたアルバム『シー・チェンジ』を発表。その翌年の春先には日本観光(?)を兼ねてのアコースティック・ツアーを行なう。その頃、プライベートでもメリッサ・リビシ(俳優のジョバンニ・リビシの双子の妹)と結婚をして子供をもうけるなどハッピー尽くめの彼が、ついにベック・サウンド回帰というアルバム『GUERO』を発表。ちなみに妻メリッサとその兄ジョバンニとは若い時から友達であり、三人ともサイエントロジストである。’05年には“FUJI ROCK FESTIVAL ’05”のグリーンにオオトリとして出演。翌年にニュー・アルバム『The Information』をリリース。
そして’08年8月、約2年振りとなる新作『Modern Guilt』を緊急リリース! ナールズ・バークレイのデンジャー・マウスをプロデューサーに迎えた今作は、ベック自らが「今まで一番集中できた」という程濃密な内容になっており、60's〜サイケデリック・サウンドに挑戦しているとのこと。アルバムの大部分でベックがアコースティック・ギターとドラム・ビートを担当し、デンジャー・マウス がキーボード・ベース(電子ピアノ)を担当。そして、ベック作品に数多く参加しているジョーイ・ワロンカーも数曲でドラム&パーカッションで起用。その他、キャット・パワーもヴォーカルで参加し花を添えているとなれば、またもや話題作になることは目に見えている。
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Beck/ベック
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ベック・ハンセン(本名ベック・デヴィッド・キャンベル)は、’70年7/8生まれのカリフォルニア州ロサンゼルス出身のア ...
『Modern Guilt』
“メロディアスでポップ性のある作品を作りたくなったし、純粋に、歌っていて気持ちいい曲を作りたかったね。” |
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