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オアシス、デュラン・デュラン、ジャミロクワイなど数多くのオープニング・アクトに抜擢され、'05年にはグラストンベリー・フェスへの参戦も果たした、グラスゴー出身の新人バンド、エル・プレジデンテ。彼らは、プライマル・スクリームやテキサスのマネージメントとして知られる“GM Management”が設立したレーベル“One Records”が世に放つアーティスト第1弾として、アルバム『エル・プレジデンテ』でデビューした。
フロントマンを務めるダンテは、同じくグラスゴー出身バンドのGUNで、8年間ベースを担当していたという。エル・プレジデンテのために楽曲制作を始めた頃、ダンテはこのバンドを離れ、兄弟姉妹のGuilianotoとCarmenとともにビストロをオープンした。そして、休みの日は、サンプラーを使って自宅で録音作業をし、店に出る日は、歌詞を書くときのインスピレーションを求めて、客たちの様子を観察していたという。そんな、ダンテは、たとえオフの日だろうとロック・スターらしく、明るい色の特注スーツに幅広ネクタイ、ぴかぴかに磨かれた靴に、威厳たっぷりの口ひげという、一風変わった出で立ち。このスタイルはプリンスをお手本にしているとか。ファンタスティックなライヴをやるには、サウンドと同じくらい刺激的なスタイルが必要と考えているようだ。
パンク・バンドで活動していたアメリカ生まれのドラマー、ドーン・ツーは、アート・スクールに通う合間を縫って、一番に参加したメンバーだ。そして、ベーシストのジョニー・マックグリンは、ザ・マーブルズという自分のバンドが解散した後、アイルランドからグラスゴーへやって来た。トーマス・マックニースは、グラスゴーのライヴ・ハウス、キング・タッツ・ワー・ワー・ハットで、ヘヴィ・メタル・バンドとプレイしていたダンテの兄弟によって見出された。そして、たった9歳でScottish National Opera Companyに加入した10代のローラ・マークスは、バック・ヴォーカルとキーボードで参加。このメンバーでエル・プレジデンテは結成された。
音楽的には、ビーチ・ボーイズとビージーズ、レッド・チェッペリンとT-レックス、プリンス、パーラメント、ドクター・ドレー、ファンカデリックといった、いろんなアーティストたちの良い所を取り入れている。ルールにとらわれず、良いサウンドは取り入れていくという自由なスタイルで、制作に臨み、その結果、誕生したのがポップのメロディを陽気なファンクやグラム・ロック、エレクトロ・グルーヴ、ミラーボール系ディスコに混ぜ合わせた、さわやかで心地よいデビュー・アルバム。エル・プレジデンテの代表曲とも言える「Rocket」で、彼らはイギリスで最も刺激的な新人として歓迎され、サウンドも外見もイケてるミュージシャンたちの注目を集めるようになったのだ。
たった8回目のギグの後、'05年のグラストンベリー・フェスに誘われ、カサビアンやソウルワックスのサポートを務める。また、2ndシングル「100 MPH」をリリースした5月より前に、オアシスからスコットランドでのサポート・アクトを頼まれ、デュラン・デュランはツアーに彼らを招待した。こうして、トントン拍子に話が進み、UKミュージック・シーンに旋風を巻き起こす中、フロントマンのダンテはこう語っている。「数ヶ月前、ぼくは家で楽曲を作りながら、これを聴きたいと思ってくれる人がいるかな、なんて考えていた。そして今は、何千もの人々の前でプレイしているし、リアム・ギャラガーに肩を叩かれて、褒め言葉をもらったりしている。もう素晴らしいスタートをきっているんだ。最高なのは、あらゆるものをまさに手に入れるところなんだって、ぼくら自身がわかっていることだね」。今、まさにあらゆるものを手に入れようとしている彼らの勢いは、2/8にリリースされるデビュー・アルバム『エル・プレジデンテ』を聴けば分かるだろう。
メンバー
●ダンテ・ギッツィー(vo)
●ローラ・マークス(key&vo)
●トーマス・マックニース(b)
●ドーン・ツー(dr)
●ジョニー・マックグリン(g)
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