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――アルバム『Attack Decay Sustain Release』を聴かせていただきました。何よりもどの曲もほぼ3分台。10曲のトータルタイムが36分というダンス・ミュージックのアルバムとしては異例と言える短い構成に驚いたんですが。
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| ジェイムズ・フォード: |
実は今回のアルバムの曲って、どれも最初はみんなもっと長かったんだ。
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| ジャス・ショー: |
で、聴き返してみたら全部聴き通すのがホント大変だったんだよね。それで1曲1曲をロック・ソングっぽく考えて、余計なものをこれ以上削る部分なんてない所まで削った。その作業がすごく楽しかったんだ。
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――ロック・ソングっぽくって言いましたけど、曲自体はピュアなダンス・ミュージックですよね。それが面白いんですよね。だって聴き心地はパワーポップみたいだし。ダンス・ミュージック版パワーポップって超新しいじゃんって!
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| ジェイムズ: |
ハッハッハ!(笑)。そのフレーズ、いいね。『ダンス・ミュージック版パワーポップ』か!
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――コロンブスの卵的発想ですから、それって。例えば、ロックなギターを入れなくても、過剰な歌ものにしなくても、ダンス・ミュージックは3分のポップ・ミュージック足り得るという確信があなたの中にあったんですかね?
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| ジェイムズ: |
うーん、取りあえずギターはなくても大丈夫かな。僕にとっての『最もエキサイティングなポップ・ミュージック』って数年前までのアメリカのR&Bだったから。でも、ヴォーカル抜きで優れたポップ・ミュージックを作るのは難しいと思う。何よりも人間の歌声こそ、人の心に直接響くものだからね。『キャッチー』であることは人が共感できるってこと。そういう意味では僕らは、キャッチーでありたいと思ってるよ。
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――このスピードと、トラックの詰め込み感って凄く現代的だと思うんですよね。ジェイムズは新世代のロック・バンドたちのプロデュースをしていますけど、そうしたバンドからの影響が大きかったんですか?
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| ジェイムズ: |
そうだな。どのバンドもすごくオープンマインドで、新しいアイディアや新しい音楽に対して全く偏見というものがなかったね。僕もすごくインスピレーションがもらえた気がするよ。
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| ジャス: |
もし僕らがエレクトロニック・ミュージックだけに携わっていたのなら、ものの見方も作品も、今とは違ったものになっていたと思うしね。今ってジャンルというものを定義すること自体難しくなっている。例えばジャスティスと僕らだって、違う音楽をやってるのに、一緒くたにして扱おうとする動きもあるだろ? それは僕らが従来型のよりピュアな音楽のどれにも当てはまらないことをやっているからさ。だから僕としては、SMDがこれまでにないような、何か新たな音楽の道筋を提示できたらいいなと思ってるよ。
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――そう考えると、今って聴き手も作り手も大きく変わりつつある時代なのかもしれないですね。
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| ジェイムズ: |
そうだね。今はラップトップのパソコンが1台あれば、エキサイティングな音楽が自分の好きなように作れる。人の音楽の聴き方だって変わって、中身を知らないCDにお金を払うリスクも必要もない。ネットで試聴できるからね。iPodのシャッフルで曲への先入観も消えた。だから新しい世代の若者たちが作る音楽はものすごくエキサイティングなんだ。音楽を作ること、聴くこと、シェアすること、そこに何か新しい現象が起きているんだ。まるで60年代の再来だね、非常にエキサイティングな時代の到来だ。
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――そうした新しい時代の扉を開く役割をこのアルバムが担っていると思うんですよね。
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| ジェイムズ: |
そんな風に褒め言葉を言ってもらえると、本当にありがたいね。確かに僕らは今、新たな気運の真っただ中にいると思う。これが本当に『新たな時代』の到来だったら嬉しいし、そして僕らの作品がそれを告げるものになれたなら……ね。
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