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マンスリープッシュ
INTERVIEW
最も大変だったのは台本通りに『ザ・エミネム・ショウ』に続くこと、1曲ごとに前作より優れた曲ができるよう努力したことだ。

Eminem 全世界で1,900万枚ものセールスを記録した『ザ・エミネム・ショウ』から2年、エミネムが待望のニュー・アルバム『アンコール』を引っ提げて帰ってきた。今回の新作の発表直前には、リード・シングル「ジャスト・ルーズ・イット」のビデオ・クリップで茶化したマイケル・ジャクソンから抗議を受けるなど、相変わらずスキャンダラスな話題に事欠かない男だけれど、ここでは一切悪ふざけすることなく神妙な面持ちで新作についてコメントを寄せてくれた。
――まず、今回の新作『アンコール』のコンセプトは?
エミネム: 『アンコール』のコンセプトは、『ザ・エミネム・ショウ』からの残りを集めつつ、それに続くような作品にしようというものだった。言うなれば“『ザ・エミネム・ショウ』のアンコール”ってところだね。『ザ・エミネム・ショウ』がショウならば、今回の『アンコール』は、そのショウにおけるアンコールなのさ。
――エミネムの歌詞は人生における出来事や自身の葛藤など、自伝とも言えるほど個人的な内容のものが多いよね? 今の人生は比較的穏やかになったと思うんだけど、それによって歌詞のネタが尽きたり、インスピレーションが湧かなくなったりするなんて不安はあったりする?
エミネム: ネタが尽きる心配はないと思う。すべては俺自身の内面次第で、マイクを置いて少し離れてみたいと思う時はあるかもしれないけどね。でも自分の身辺が落ち着いたからといって作詞に影響を及ぼすことはない。世間には今の俺の生活は凄くバランスが良いように映ってるだろ? 正気を保ててるようにね。でも俺自身の葛藤やジレンマってのは常に存在してて、それは新作にも表れてる。内にある感情は自然に吐き出すようにしてるから、それが記事やあらゆる形になって人々の元に届くようになってるんだな。今回のアルバムで表現できなかったことは次のアルバムで表現するよ。次回作があるならばね。
――じゃあ音楽的に特に気を遣った部分はある?
エミネム: 特定のサウンドに対するこだわりみたいなのは無かった。アルバムを作る時には毎回そうだね。前作を上回る作品を目指したまでだ。前作より優れていて、自分らしさを保ちつつ、音楽を含む全ての面でのクオリティーに気を配った作品をね。
――今回のアルバム制作で最も苦労した点は?
エミネム: 最も大変だったのは台本通りに『ザ・エミネム・ショウ』に続くこと、1曲ごとに前作より優れた曲ができるよう努力したことだ。そして『ザ・エミネム・ショウ』を上回る作品にすること。自分自身でもそれが可能かどうかは分からなかった。『ザ・エミネム・ショウ』の制作時に、『ザ・マーシャル・マザーズLP』をしのぐ作品ができるかどうか分からなかったようにね。だから一番苦労したのは“俺は目標を達成した。前作を上回った”と自分自身に言い聞かせて自覚することだった。前作を上回るとまではいかなくても、少なくとも同レベルの作品にはなったと思う。
――最近は大統領選の投票キャンペーンを行なっていたりしたけど、新作ではブッシュ政権を痛烈に批判した「モッシュ」って曲があるね。
エミネム: 俺は政治的な物の見方はしないように心がけてる。でも政治や世界情勢に関しては常にアンテナを張った状態でいるよ。現時点での俺の音楽は、今までで最も政治色が濃くなってると思う。『モッシュ』では、ダイレクトにブッシュを攻撃してる。俺は奴の政策が嫌いだし、奴がまた権力を握れると思い込んでるような点も気に食わない。奴がしでかしたことで、俺たちはひどい迷惑を被ったんだ。
――今後ツアーや映画出演の予定はある?
エミネム: いくつか映画出演の依頼はあったけど、俳優業を続けたいかというと今はそうでもない。それに『8 Mile』ほど魅力を感じる脚本にも出会ってないしね。しばらくは音楽活動に専念するつもりだよ。新人のスタット・クオも抱えてるし、50セントのアルバムを仕上げて、オービー(・トライス)のアルバムも手掛けなきゃいけない。基本的にはそういうサイクルを繰り返してるんだ。でもツアーのことは常に頭にあるよ。

インタビュー・文/高橋芳朗
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エミネムに関する情報は下記HPから!

オフィシャル・サイト(アーティスト):
http://eminem.jp


オフィシャル・サイト(アーティスト・英語):
http://eminem.com/


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