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マンスリープッシュ
REVIEW
『Results May Vary』
『Results May Vary』

初回限定版:
UICS−9014
¥3.500(税抜)

通常版:
UICS−1060
¥2.427(税抜)
1. Re-entry
2. Eat You Alive
3. Gimme The Mic
4. Underneath The Gun
5. Down Another Day
6. Almost Over
7. Build A Bridge
8. Red Light- Green Light (featuring Snoop dogg)
[take it home] M8&M9の間、ヒドゥン・トラック
9. The Only One
10. Let Me Down
11. Lonely World
12. Phenomenon
13. Creamer(radio is dead)
14. Head For the Barricade
15. Behind Blue Eyes
[all that easy] M15&M16の間、ヒドゥン・トラック
16. Drown
17. Let It Go(UK&JPN)
18. Armpit(JPN only)
CD
【DVD付初回限定盤】
◎ボーナスDVDの内容とは...
今までの秘蔵映像を総まとめにした、“リンプ激レア映像集”
この約40分間の映像では、リンプ始動第一日目と言っても過言ではない、フロリダはジャクソンヴィルでの映像、メンバーのオフ・ショットなどが満載で、フレッド達の楽しくハチャメチャな行動・発言もスクープ。それら全てを嬉しい日本語字幕スーパー付きで見られます。

前作『チョコレート〜』で全世界のロック・シーンを席巻してから3年、ついにリンプの4枚目となるオリジナル・アルバムがその全貌を現わした。と言っても、彼らのできたてホヤホヤのアルバムがサンプルとして手元にあるわけではない。では、どのようにして私がこのレヴューを書いたのか。答えは、リンプのマネージャーがマスタリングされた音源とともに1日だけ来日し、そのマネージャー立会いのもとで行なわれた試聴会に参加したからである。リリース前に音源が流出するのを防ぐためとはいえ、ここまで徹底しているケースはあまり前例がない。一度きりのチャンスでニュー・アルバムの全体像を把握しなければならないということで、会場に異様な緊張感が漂う中、第一音が鳴らされた。リンプ・サウンドの肝心要の部分であるエッジの効いたハードなディストーションが刻むタイトなリフは、その手の音を任せたら右に出るものはいないリック・ルービンのプロデュースのかいもあってかさらに研ぎ澄まされ、[超]爆音であっても輪郭がくずれない非常にジャストな仕上がりで、正直ウェスの不在を感じさせない。つまり“相変わらずのリンプ”だ。しかし、そのリフにのって展開されるのは、フレッドの“ラップ”ではなく“エモーショナルなヴォーカル”だ。前作にもその兆候はあったし、フレッドがステインドやパドル・オブ・マッドを好んで引っ張り上げてきたことを考えれば、必然の流れなのかもしれない。スヌープをフィーチャリングしたような今まで通りのリンプを感じさせる楽曲ももちろんあるにはあるのだが、彼らは“ミクスチャー”ではなく、“ロック”のバンドとして進化を遂げたいのだという決意が、アルバム全体を通して聴くとはっきりと伝わってくる。アルバム全体のテンションは一貫してシリアスで、最後を飾るのはスローでエモーショナル、メロディアスなサビを持つ、非常にストレートなロックだった。おそらくこのアルバムの評価は真っ二つに分かれるだろう。今までのような、ダサさと紙一重のところにあるベタで即効性のあるポップネスを持ったサウンドではなく、ある種ストイックさすら感じさせる重厚なロック・サウンド。何にせよ、リンプは、というかフレッドは、まだ見ぬバンドのネクスト・ステージを求めて、歩み始めた。

(VIBE/北條大介)
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