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――まずは、『スタジオ150』が全曲カヴァー集となった経緯についてお聞かせください。
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| ポール・ウェラー: |
これは数年来、僕の夢だったんだよ。つまりカヴァー・アルバムを作るというのは。ただし、なかなかタイミングが合わなかった。でも、そうこうするうちに、今回、そろそろニュー・アルバムを出そうかって話になったとき、僕自身のオリジナル・マテリアルは2、3曲しかなかったんだ。なんか最近は曲を自分で書くという気にならなかった、不思議なことにね。それで、これは長年の夢を叶えるには絶好の機会だと思ったってわけさ。
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――たとえば貴方と今回、一緒にロック・オデッセイに出演するエアロスミスの新作『ホンキンオン・ボーボゥ』も全曲カヴァー・アルバムなんですよ。これは彼らが影響を受けたブルースやR&Bといった、いわゆるルーツ・アルバムなんですが、『スタジオ150』は貴方のルーツ・アルバムってわけでもないですよね。
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| ポール・ウェラー: |
う〜ん、エアロスミスのそのアルバムは聴いてないけど(笑)。ただ、君の言うとおり、これはルーツ・アルバムじゃない。むしろ、“今現在の”僕が歌ってみたい曲、あるいは今の愛唱歌ばかりを集めたものなんだ。ルーツ・アルバムを作るんだとしたら、ビートルズにザ・フー、スモール・フェイセス、キンクスにモータウンだのって当然入るわけだけど、今回はさっきも言ったような理由から、そういった曲はまったく入っていない。他の人が作った曲を借りて、どこまで今現在の自分のサウンドが表現できるのか、それをやってみたかったんだよ。
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――ポール・ウェラーといえば、やはりモッズファーザーと言われるくらいに、現在でも世界中のモッズたちからはアイコンとしての存在として語られていますが。
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| ポール・ウェラー: |
いや、なにもモッズは僕一人が広めたわけじゃないし、でも昔は躍起になって自分がモッズであることを否定したりもしたけれど、今は“ああ、そうだよ、僕はモッズの一人だよ”って言えるようになったのはあるかな
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――モッズは非常に英国的な若者文化だと思うのですが、貴方の眼から見て日本人がモッズのファッションやサウンドに憧れているのには、どう感じられますか?
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| ポール・ウェラー: |
イイんじゃないかなあ。とてもイカしてるよ。モッズが英国人だけのものだったのは、せいぜい80年代くらいまでであって、今じゃ、世界各国のクールな若者たちにとっては共通言語のようなものになりつつあるからね。
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――まだ『スタジオ150』が発売されていないのに気が早いのですが(註:このインタビューが行われたのは7月23日)、ニュー・アルバムはオリジナル中心になるんですか?
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| ポール・ウェラー: |
うん、多分、そうなるだろう。ただ今は曲を書くという行為からは一度距離を置いてみたくてね。まだ次のアルバムについては白紙状態なんだ。でも、僕の場合、書く気になったら一気に書くタイプだから...ただ、それが数ヵ月後になるのか数年後になるのかは、今はまだわからないよ!(笑)。
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