1. Perfect Future
2. 女神の願い
3. Punch’n’ Sway
4. Me & My Skyline
5. 964スピードスター
6. Warrior Chant
7. Last Temptation
8. Latin Scorcher
9. A Song For Athletes
10. All About My Monster
11. Pride Of Lions
12. Transit Passenger
13. Walking Angel
昨年はさいたまスーパーアリーナでの15,000人を動員したバンド史上最大規模のライヴから始まり、ベスト・アルバムのリリース、世界的なジャズ・フェスティヴァルであるモントルー・ジャズ・フェスティヴァルへの出演と、様々な話題を振り撒いた彼ら。しかし新しい音源は音沙汰無しに、日本での複数のライヴ・ツアーやヨーロッパ・ツアーなどライヴに明け暮れたスカパラの’07年。そんな彼らの、オリジナル・アルバムとしては1年10ヵ月ぶりとなる作品が到着した。比較対象がどうしても歌モノ三部作の集大成となった前作『Wild Peace』だとするならば、今作はリード・シングルがあるわけではなく、ヴォーカル・トラックがより強調された作品となっているわけではない。しかし、ヒット曲「銀河と迷路」「世界地図」に次いで茂木欣一(Dr)によるヴォーカル曲M-2「女神の願い」や、昨年12月に多くの人に惜しまれながら解散したKEMURIのフロントマン、伊藤ふみおをゲスト・ヴォーカルに迎えたM-11「Pride Of Lions」など、共にアルバムの核となるには充分過ぎる素敵な仕上がりの楽曲だ。特にM-11に関しては今後の音楽活動については言葉を濁していた伊藤ふみおなだけに、この報には多大な驚きと歓びが生まれたことだろう。日本のスカ・シーンを牽引した両者の再会。あの声が耳に飛び込んできた瞬間の感動はどう伝えたらいいだろうか。いや、聴けばわかる。ライヴ・ツアーに明け暮れた後だけにライヴ感溢れた曲が多く生まれたのかと思いきや、そうというわけでもなく。「Come On!」や「Don’t Beat Stomp」のようなみんなで合唱系ソングは抑え気味に、大人である彼らの音楽の引き出しを存分に使い調理された、より幅に広がりを持たせた作品に仕上がっている。底抜けに明るいスカのアルバムと言うイメージよりは、ムーディー感漂う薄暗い夜を今作からは感じる。それでいて“Perfect Future”というタイトルは、彼らの新たな決意表明なのだろう。暖かくなるこれからの季節に合わせて聴きたい1枚であり、新たな“剣”を引っ提げて、また彼らの旅は続くのだなぁ。