
People In The Box
『Ghost Apple』
日本クラウン/残響record /
CRCP-40254 /
\2,000(tax in) /
09/10/14発売
トラック・リストを初めて見る人は、多少なりとも衝撃を受けるだろう。収録された7曲の楽曲には、月曜日から日曜日までの曜日が名付けられ、またおおよそそのタイトルの意味することの説明にはなっていないサブ・タイトルとでも言うべきものが、それぞれ部屋の名前として付けられている。
これをコンセプチュアルなものとするか、People In The Boxらしいよねとするかはこの作品を聴くあなたの自由である。
ただ少なくともこれは、彼らが見ている現実そのものであり、つまり私たちが見ている現実でもあるのだ。
曜日という日々生きる上で切り離すことのできない記号は紛れもなく私たちを縛りつけている日常でありながら、それに付随する各小部屋で展開される物語は(パラレルと言ってしまうと語弊があるかもしれないが)日常とはかけ離れた概念的な出来事で繰り広げられる。
それは度々登場する“女優”や“舞台”“役者”“脚本”といった演劇のステージ(現実の映し鏡であり、同時に非日常である)的な言葉などでもよくわかる。
しかし不思議なことに、私たちが見ている世界や現実や日常は、実はこうも複雑で一面的な言葉で表すことはできなくて、もしかしたら言葉で表すことさえも難しいということを気づかされる。
People In The Boxはそうした世界や現実を音楽を使って表現し続けている。そしてそっと蝕んでいくように世界の深層/真相を暴きだすのだ。
それがこうしたタイトルを付けられることで日常を生きる私たちにより明確に提示されることとなったのではないだろうか。それこそ究極のポップ・ミュージックとして。(VIBE/福田尚子)
1.月曜日 / 無菌室
2.火曜日 / 空室
3.水曜日 / 密室
4.木曜日 / 寝室
5.金曜日 / 集中治療室
6.土曜日 / 待合室
7.日曜日 / 浴室
2.火曜日 / 空室
3.水曜日 / 密室
4.木曜日 / 寝室
5.金曜日 / 集中治療室
6.土曜日 / 待合室
7.日曜日 / 浴室


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