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VIBE AWARDS 2005
VIBE AWARDS 2005 Editor's Select
VIBE編集部が2005年の音楽シーンを総括します!
   
浅野ミレイヤ麗

韻シスト
『Globalスピーカー』
個人的に本当に今年は彼らの年でした。ライヴ回数、MyO.A.回数、どれをとっても大差をつけての堂々第1位!! 聴くたびに感動せずにはいられない、1年を通してこんなにもライヴを見るのが楽しみな人たちはこれまでいなかった気がします。おまけに念願のインタビューもさせてもらいました。一生涯、忘れることのない記憶に残る1枚です。
John Legend
『GET Lifted』
こやつ、何者!?なんかとってもツボかも、第一印象はそんな感じ。そして続く2ndシングルでノックアウト。R&Bとゴスペルの絶妙なMIX具合。女性シンガーが目立つ昨今、久々に超ヤバイ男性シンガーがでてきたと思いました。最後までCommonとも迷いましたが、やはり元々男性R&Bシンガーが好物ということで、こちらに軍配。

Jazztronik
『Cannibal Rock』

すみません、今まで知りませんでした!と思わず謝ってしまったくらいの衝撃。いや、こんなにも、もろツボなのになんで今まで知らなかったの?と自問自答せずにはいられないくらいの衝撃。ラテンにストリングス、ピアノとまぁ、どれをとってもごちそうばかり。本当においしく頂きました!これからもお世話になりそうです。 ▼今年は1年通して、今までにないくらいいろんなジャンルの邦楽を聴いた年でした。邦楽のフェスなどにも足を運んだりと、そんな中、大阪でとっても素敵なグループに出会いました。その名も「BEAT☆NATURE」。学らんにゴールド・チェーン、浪速のビースティと名乗る3人組。メロンパンを食いちぎっては会場に投げるという、全くもって新種のライヴ・スタイルに一目惚れ。BEST3とはいかずとも、こいつは事件!ということでココにてご紹介です。
     
阿部英理子

YOSHII LOVINSON
『White Room』
真の意味でソロになった彼は、潔くストレートなロック・アルバムを作ってくれました。最高です! このアルバムに収録されている「NATURALLY」の一節"ぶきっちょでまっすぐはいいんじゃない?"という歌詞が好きです。多分、このアルバムがあるおかげで、個人的に消化不良だった1stもきちんと彼の一面として受け入れられたんだと思います。
THE BLUE VAN
『The Art of Rolling』
たまたま通りかかった某CDショップで何気なく試聴したら、これがイイっ! デンマーク出身の4ピース・バンドなのですが、レトロで渋いオルガン・サウンドと、色気のあるヴォーカルがカッコいいのです。10月に行なわれたイベント"BANDSTAND"で初来日ライヴを観たのですが、バスドラ登ってジャンプ! オルガン登ってジャンプ! とジャンプしまくるベースに惚れました…。

タニザワトモフミ
『七色』
初めて彼の音楽に触れたのは、別のアーティストを目当てで行ったライヴでのこと。一瞬で虜になり、かれこれ2年近く応援しています。今作で2枚目のミニ・アルバムなのですが、これに収録されている「泣くなと桜」という曲が、私の人生の中で5本の指に入る名曲に! 先日、仕事中にCS放送から彼のPVが流れて1人でものすごく驚き、大きくなれよ〜と勝手に親心を抱いてしまいました。 ▼今年はライヴやフェスによく行きました。ということで勝手に「私的ベスト・アクトNo.3」発表! 第3位はフジロックのベック! 雨の中グズグズで気分はロウでしたが、気付いたらベックのライヴに夢中になって見入っていました。ホント素敵☆第2位はロックインジャパンのSINGER SONGER。以前の毒された感じのこっこの姿はどこにも見当たらず、そよ風のようなさわやかさがとってもキュートでした。第1位はなんと言ってもYOSHII LOVINSONですね。久々にファンの前に姿を現した彼は、とても生き生きとしていて、最高にカッコよかったです。来年の活躍も楽しみにしてます☆
     
稲野邊昌功

Steve Porter
『Homegrown』
プログレッシブ・ハウスで注目のネクスト・カマーのファーストアルバム。1枚目にして14曲70分以上の長尺ノンストップで、しかもどの部分を取ってもセンスの良さがにじみ出ているこのすごさったらないです。無邪気に人を楽しませようという、そんな楽しい雰囲気が詰まっていて、本当に心地よく浸れます。今後の活躍が楽しみ。
Hertz
『Perspective』
過去の12インチ作品集なのでもちろんハズレなしですが、ここまでクオリティの高い作品を連発している人も珍しいです。特に2枚目が、様々な豪華アーティストとのコラボした曲を矢継ぎ早にミックスしていて、ファンキー・ハード・テクノの美味しいところがぎっしりと詰め込まれていて最高です。これからもどんどん曲作ってください。

Ben Sims
『Welcome To My World』
とにかくハード・テクノ系でひたすら格好良いミックスCDと言ったら、やはりこれ。タンテ3台とCD-J2台を駆使して、「隙間がない」どころか「詰め込み、重ねまくり」をこれほどクールに聴かせてくれると爽快以外の何者でもありません。ヨリス・ヴォーン等の旬なアーティストからジェフ・ミルズ等の大御所まで、幅広い選曲も良いです。 ▼「時期が過ぎると手に入りづらくなる」テクノ系CDを優先的に購入していたので、比較的マイナーな物の中からの選択です。また、今年はミックスCDを新旧問わず集めては聴きまくったのですが、その中から聴きやすさ重視でぜひ聴いて欲しいという1枚を選びました。多分今までで今年が一番購入枚数が多かったのではないかと思います。そしてiPodの20Gもとうとう容量が足りなくなってしまったのが痛い…。来年も気持ち良くさせてくれる音をひたすら探し求めます!
     
近藤智大

EZ ROLLERS
『LICKABLE BEATS 2』
年月を重ねてさらにパーティーピーポーっぷりに拍車がかかったEZ ROLLERSが、バッキバキのフロアチューンから、ラガラガしたジャングル、ラテン、ジャジーなトラックまで、好き放題かけてくれてます。ドラムンベースの楽しさ、幅広さ、頭の悪さがたっぷり詰まった2005年最高のMIXCD!と、勝手に認定であります。おめでとう!
DAFT PUNK
『HUMAN AFTER ALL』
ワンモアタイムでユケンストッパ、どポップであまり賢くない感じの、ダンスミュージックを期待していたので、正直、最初聞いた時は「よくわかんねぇな、地味だな」なんて思ったんですが、じんわりきて、この年末にやっと自分の中でブレイク。来年あたり皆が忘れていると思うので、色んなとこでROBOT ROCKをかけまくって再認識させてやろうと思います。

布袋寅泰
『MONSTER DRIVE』
サイバーで太いギターサウンド。それを支える緻密な打ち込み。早いレーサーレプリカのバイクを見たときの「カッケー!」という感覚そのままの感動が詰まった最高の一枚。相変わらずのワイルドでサイバーな隙の全くない、カッコよすぎて逆に隙だらけの世界観に、隙のないサウンドがぴったりマッチ。これぞ兄貴の美学。グっときます。 ▼皆さんと一緒にお仕事をさせて頂く様になり、はや2ヶ月。まだバカなのはバレてない、バレてないから…、と己を疑う心と必死で戦いながらやっております。アワードはアルバム、との事でしたので上では書かなかったのですが、今年はラガジャングルのいいのが結構出ましたよ、と、この場を借りて申し上げておきます。最近少しライブハウス、クラブの現場から遠ざかっているので、来年は積極的にブヤカブヤカしていきたいところであります。
     
高間淳

Alicia Keys
『Unplugged』
何といっても、ソウル・マナーを貫きまくった由緒正しきパフォーマンスが素晴らしい。時にゴージャスに、時にテンダーに、時に(文字通り)ソウルフルに展開される、臨場感たっぷりのステージに心酔。ふと目を閉じれば、アリシアとプレイヤー達によるアイコンタクトや息づかいの様が思い浮かぶ。オーティス・レディング、アレサ・フランクリン、ダニー・ハサウェイといった偉人達の歴史的ライヴ盤と比べてもまったく遜色ない名盤。
Gang of Four
『Return the Gift』
今年のフジロックでのベスト・アクトがこのGOF。電子レンジを鉄パイプでぶっ壊すというアンチ・システムな演出、カニさん歩きを駆使した意味不明のダンス、切れ味抜群のささくれ立ったバンド・サウンド…。パンク/ニューウェイヴのオリジネイターとしての魂が、寸分の日和もなく表現された、至高のアクトであった。そんな現在の彼らの勢いをコンパイルしたのがコレ。名盤『エンターテイメント』の楽曲が怒涛のごとく押し寄せてくる。音の圧が尋常でなし。

The Strokes
『First Impression of Earth』
最初、試聴会で耳にしたときは、正直ピンと来るものがなかったがサンプル盤を繰り返し聴くうちにじわじわと真価を実感。実験精神と仕掛けが満載の、実にチャレンジングなロック・アルバム。この手の作品(例えばビートルズでいう『リヴォルヴァー』)が大好物な自分としては、どんぴしゃの一枚。当初味わった違和は、従来型の8ビートで攻めるストロークス・サウンドへの親しみが強すぎたあまり、劇的な変化に耳がついていけなったんでしょう。 ▼2005年、個人的にもっとアツかったのがマッサージ。ほぼ毎週、近所の中国式マッサージ屋に通いました。昨日も行ってきたし。お気に入りのナイス・マッサージャーがおりまして、思い出すだけで生唾がだらしなく……。仕事にも精が出ます!
     
田所佑佳

HARD-Fi
『STARS OF CCTV』
今年のイチオシアーティストは間違いなく彼等。話題の「disca」サウンドはとにかく圧倒されるほどパワフルで、胸キュンするほどせつない響きがあって文句なくイイ! もうこの先の不安とか何もかも忘れて、来日公演で「なーなななーなー♪」って叫びたかったのに、うっかりチケット発売日を忘れた私…はい、ファン失格。
Mew
『and the Glass Handed Kites』
愛しのMEWの皆様。1stから2年半…超がつくほど待ったわよ。相変わらずプログレ要素満載で美しすぎるサウンドと、聴くほどに魅了されるヨーナスのエンジェリック・ヴォイスが、はあぁ…もうため息しか出ないわよ。しかもJ・マスシスがヴォーカルで参加って、な、なんなのよあんたら! 豪華すぎるじゃない! もう、大好きだ!!

V.A.
『The World Of Golden Eggs Music』
私がハマって社内の一部に無理矢理広めたアニメ『The World Of Golden Eggs』のコンピ。つーか聴けよ!! アニメだからってなめたらデモっちゃうぞ?。案外曲のレベルの高さがハンパねェ! 特にGUSHIケンバンドの『新たな民族音楽の模索』が10GOOD。意味分からん人はDVD観るべし。 ▼ 執筆を頼まれた時、何にするが決まっていたはずなのに、いざとなったら迷った。迷ったあげくがこれ? ってツっこまれそうなものがあるけどいーの。3曲以外にも、祝! 仲直りのThe Tearsや、思わず口ずさんでしまうMAROON5、後半になって心を貫いたフランツなどなど、今年はツボをぎゅいんと押される音楽が大豊作でした。そろそろ今年も終わりますね。お疲れ、私。ありがとう、皆さん。ありがとう、VIBE。
     
田中裕実子

Jamie Lidell
『Multiply』
去年のスクエアプッシャーの前座、そしてメタモ明け方の衝撃的なライヴでド肝を抜かされた、ヒューマンビートボックス・ソウル・シンガー、ジェイミーの2nd。元々テクノ系の人だけに作り込んだトラック、その上にはメーター振り切れんばかりの突き抜けた、そして唾いっぱい飛んできそうな"ど"ソウル・ヴォーカル! ジェイミーは音だけでなくそのすべてがいい意味で変態なとこ、ライヴでしかと観てほしいです。
安藤裕子
「さみしがりやの言葉達」
どうやったらもっとブレイクするかをレコード会社のプロモーターの立場になって考えてしまうアーティストの一人。なので今年シングルだけのリリースでしたが一票入れたい。80年代ニューミュージック→90年代渋谷系→00年代デリコや林檎ちゃん、すべて通っていいとこ取りしたよなメロと、岡村(靖幸)ちゃんばりに空耳してしまう予測不能で胸キュンな歌詞、アジだしまくりの多彩なコエ・・・。イイ!

The Chemical Brothers
『Push The Button』
従来のケミカル・ファンには賛否両論だったのかもしれないが、この豪華なゲスト・ヴォーカル陣がそうさせるのか?バラエティに富んでてポップで飽きがこなかった。アグレッシヴなHIPHOPに始まり、疾走感あるテクノ・ロック(「The Boxer」は名曲)、エレクトロ、メロウなサイケ調ポップス・・・。アルバム1枚を通した勢いとコンピ感覚が、部屋掃除する時のBGMに最適でしたね。 ▼他にはMouse On Marsのライヴ盤、boc、そしてプリンス・マニアとしてもうれしかったエンダンビ、シアター・ブルックの新譜もよく聴いた。最近出たKyoto Jazz Classicsのコンピも私定番の好き曲ばかり。あとは社内の皆が呆れるほど、私個人的に台湾ブームの年で、仕事中も頻繁に『流星花園』かF4の話をしてました。『流星〜』の原作『花より男子』に伴い、男は男らしく、恋愛にも人生にもちゃんと正直で熱いヒトってやっぱりいいなあ、と原点回帰した年でもありました。
   
成瀬雅俊

Babyshambles
『Down in Albion』
今世界で最高のロック・ミュージシャンはピート・ドハーティに違いない。クスリ、女はもちろん盗みや無銭飲食まで絵に描いたようなロックン・ローラーぶりだが、彼はこの作品でそれがただのスタイルではないことを証明した。ザ・ビートルズがクスリにまみれて『リボルバー』を創ったのと同様、ピートはこの作品を創り上げたのだ。
New Order
『Waiting for the sirens call』
ニュー・オーダーは哀しいバンドだと思う。届きそうで届かないコミュニケーションを20年以上響かし続けている。しかし、響かせ続けること自体何ら哀しいことではない。彼らの本質に根付く哀しさとは、届きそうでもそれが絶対に届かないということ知った上で、でもそれを求めて音を鳴らしていることだ。やっぱり哀しい。

YOSHII LOVINSON
『White Room』
ザ・イエロー・モンキーとは良くも悪くも実に多くのものを抱えたバンドだった。それはソロ活動を「TALI」から始めなければならなかったほどだ。肩から荷を下ろした吉井和哉がここにいる。その身体は小さくなったかもしれないが、それは知らぬ間についてしまった脂肪がとれただけだ。キレを取りもどした吉井和哉は凄かった。 ▼今年のフェスは実に豪華なラインナップだった。オアシス、コールドプレイにナイン・インチ・ネイルズなど。そんな中、サマー・ソニックの炎天下の中朝11時からガナっていたジ・アザーズは鮮烈だった。どこか憂いを帯びた表情で観客に突入する様は古のパンク・キング、ピストルズのようだった。彼らは自分達の末路を知っている。しかし今、この場所でやらなければならないことも知っている。恐れない。疑わない。リアル・パンクを体言するバンドがそこにいた。
     
林知佳子

Teenage Fanclub
『Man-Made』
約5年間、待って待って、とにかく待ちに待ちまくったニュー・アルバム。相変わらずの胸打つ美メロにメロメロ。そして、サマソニでもメロメロ。「The Concept」を会場中で大合唱した時など、人目もはばからずに号泣。しかし、まさかその後に大惨事が待ち受けていようとは……。
真心ブラザーズ
『Dear, Summer Friend』
彼らの復活があまりに嬉しく、シングルだけども強引に。また彼らのライヴが観られる、彼らの新曲が聴けるということがどれほどステキなことを改めて思い知りました。特にエゾでの疾走感溢れるセットは、この夏一番の思い出。とにかく、復活してくれてありがとう!
ANATAKIKOU
『sweet montage A』
いつの間にやら、かなりの人気者となっていた彼ら。アルバムの発売が発表されてから、指折り数えて楽しみに楽しみにしていたことも相まって、初めて聴いたときの衝撃度は到底言葉では表せないほど。イヤというほど観た昨年に比べ、今年はあまり機会に恵まれず数えるほどしかライヴに行けなかったので、来年は初心に返ってまた追いかけようかな、と。 ▼今年は久し振りに純粋な気持ちで音楽と接することができ、良き音楽との出会いが多く、かなり幸せな1年でした。これから年末に向けて楽しそうなライヴが目白押しなので、カレンダーに予定を書き込みながら毎日ニヤニヤ。それと反して、音楽面以外はグチャグチャ。昨年はゴタゴタがノンストップで続いていたので、今年は何事もなく穏やかに…と思っていたところ、サマソニ食中毒事件に巻き込まれ、人生初入院を体験。その2週間後には電車内で嘔吐物を吐きかけられ、そのうえ最近は酒癖も悪くなり。。。などなど2年連続天中殺。来年こそいい1年になればなぁ…。
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