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© Masanori Naruse
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Fields
2日目は、まだデビューも果たしていないのに、いきなりフジロック出演を決めてしまったUKバンド、フィールズで幕開け。CDを試聴した段階ではかなり心地良い癒し系かと思いきや、実際にライヴを目の当たりにしたら轟音ギター・サウンドがオーディエンスを渦巻く感じで、脳内をグラグラと揺さぶるような力があった。特にハイトーンの男性ヴォーカルと、キーボードを弾きながら歌う女の子がハモる部分は最高に心地良く、まさに音にまみれるといった感じ。轟音にして優しいという不思議な感覚にとらわれた。新人にしては堂々とした演奏を叩きつけ、今後がかなり楽しみなバンドとなった。 |
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Mystery Jets
続いては、父子でバンドを結成しているミステリー・ジェッツ。フロントマンのBlaineとそのお父さん、その他のメンバーが登場すると前方に押し寄せる人たちがフロアを埋め尽くし、人気ぶりを窺わせる。とにかく楽しそうに演奏するメンバーに、見ているこちらも思わず笑みがこぼれる。なんだか微笑ましくて、親子でバンドって素敵だなぁと頷いてしまう。そして何より、若いメンバーに負けじとお父さんが元気一杯でさすが、ロック親父だなと妙に感心してしまった。MCでは「富士山はどっちだい??
あっちかい?」とオーディエンスを笑わせてユーモアたっぷり。ガチャガチャと色んな楽器を次々と弾いて大忙しで、特に印象に残っているのはバケツを楽器として叩いていたこと。音を出せるならなんでも楽器!
という感覚で心から楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて本当に音楽を楽しんでいるんだなと実感。ラストは「Zootime」で締めくくり、RED MARQUEEをグッド・ヴァイブレーションで包み込んだ。 |
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ストレイテナー
ミステリー・ジェッツ終了後に雨が降り出し、その雨はどんどん強くなる一方…。GREEN STAGEのハイヴスを横目にWHITE STAGEへ移動。そして、横殴りの雨に迎えられ登場したのはストレイテナーだ。初のフジロック出演ということで非常に楽しみにしていたのだが、あいにくの雨。が、この雨が逆にストレイテナーを盛り上げる良い起爆剤になったのでは?と勝手に思っている。彼らの楽曲と雨はなぜかピッタリ合うのだ。「TRAVELING
GARGOYLE」でスタートした時点で、オーディエンスの盛り上がりも絶好調。みんな拳を突き上げ、二度とないこの瞬間を楽しもうとメンバーも観客も一体となった。やはり、「KILLER
TUNE」「DISCOGRAPHY」では、ライヴならではのアレンジでさらに分厚く、さらに踊れるダンス・ロック・チューンでオーディエンスを迎え撃つ! そして、ホリエ(vo&g)が「どうせ降るだろうと思ってこの曲をセットリストに入れてたんだけど、本当に降ってしまいました」と言って始まったのは「TENDER」。それまで、雨が降っていたことなど忘れていたくらいで、この曲で徐々に雨を感じることに。少ししんみりとしながら、ラストは「MAGIC
WORDS」で再びオーディエンスを大熱狂の渦に巻き込んだ。個人的には思い出に残る雨の日ライヴにランクイン、大満足のライヴだった。 |
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Junior Senior
雨も徐々に弱まりつつ、降ったり止んだりを繰り返す中、RED MARQUEEでは超満員のオーディエンスが溢れかえりジュニア・シニアがスタート! テントの中はすし詰め状態にも関わらず、ひたすらハッピーなナンバーに踊り狂う人続出。身体はギュウギュウに押しつぶされながらも頭はノリノリ。ヨコに踊れない分、タテにピョンピョン飛び跳ねてみんなでハッピーな時間を共有できたのが最高!
特に「Rhythm Bandits」「Move Your Feet」「Shake Me Baby」では、みんなで大合唱しながら気分は最高潮に。
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Red Hot Chili Peppers
2日目のヘッド・ライナー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがいよいよ登場だ。雨もすっかり降り止みビールを一杯ひっかけ、受け入れ態勢万全な状態で待つ。GREEN
STAGEはほぼ地面が見えなくなるほど後方までビッシリと人が埋め尽くし、今か今かと待ちわびているオーディエンスのドキドキ感でざわついていた。そして、スクリーンに「RED
HOT CHILI PEPPERS」の文字が表示されるとオーディエンスの大歓声が苗場中をこだまし、ついにメンバー登場! フリー、ジョン、チャドの3人が姿を現し、ジャム・セッションでスタートした。もう、それだけで大興奮なのに、勢いよくステージに飛び出したアンソニーと、そのバックで流れる「Can’t
Stop」のあの徐々に盛り上がるイントロに卒倒寸前。これが、レッチリの威力かぁとその勢いに圧倒される自分を立て直し、必死に聴き入る。そのまま、「Dani Carifornia」「Scar
Tissue」とシングル曲が続き、もちろん『Stadium Arcadium』のナンバーも続々と演奏。一度ヒート・アップした会場の興奮は下がることなくどんどん上昇気流に乗っていく。ふと、空を眺めると満天の星空が広がっていて、レッチリをバックに星を眺めるなんていうこの上ない幸せを噛みしめてしまった。後半にはジョンがソロ・プレイを披露。ザ・ビージーズの「How
Deep Is Your Love」をカヴァーしたのだが、それがまた圧巻。会場中がそのギターと歌声にうっとりと聞き惚れてしまったようだ。個性のぶつかり合いとはまさにこのことで、それぞれが際立ったプレイをステージ上で開放させながら、それが一体となっていく瞬間が本当にたまらない。やはり、この4人だからこそ成し得るバンド・マジックとしか言いようがないのである。そして、最新シングルの「Tell
Me Baby」の後、なんとフリーとジョンがセッションしながら、アンソニーがドラムを叩くという貴重な光景を拝むことができ、そのまま「Californication」へと流れていった。1曲1曲に「スゴイ!」としか言いようがない興奮状態に持っていかれた上に、ラストは「By
The Way」! もう、昇天です。もちろんオーディエンスの興奮はこのまま収まるわけがなく、アンコールの嵐が巻き起こり、再度登場したメンバーはこれでもかと言わんばかりに「Give
It Away」をパフォーマンス! アンソニーとチャドがステージを後にすると、本当に本当のラストはジョンとフリーによるセッションで締めくくられた。フリーは最後までファン・サービス旺盛で、逆立ちしながらステージを去っていくという場面も。大物の貫禄を見せつけながらも、決してお高くとまらず、ファンを最後まで楽しませるというプロ根性はさすが。彼らこそ、愛すべき世界最強のバンドであるということを証明した伝説となる一夜だった。 |