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▲テーマカラーであるグリーンのレーザーをガンガン飛ばしていたメイン・フロア。セカンド・フロアでは宇川直宏の激ヤバVJが堪能出来た。
 
 
メインカラーをオレンジ色から緑色に変えた会場へ、昨日より若干多めの人々が流れ込む。こちらはと言えば、帰ってからすぐさま眠ればよかったものを、よりにもよって3時間半の映画を観てしまい、睡眠3時間の身体を引っ張って来場。しかし、こうなればナチュラル・ハイテンションってやつで、まずは昨日行くことが出来なかったメーカー各社によるデモンストレーション・エリアへ向かう。

サードエリア・レポならぬ夏休み自由研究・機材デモ日記へ
すっかりWIREでのライヴ・アクトが定番になりつつあるKAGAMI。
いつものようにキャップをかぶり、ミネラルウォーターを飲みながらリラックスして、この巨大なステージを楽しんでいるように見える。
ステージ横にギターが立て掛けてあることが気にはなっていたのだが、後半おもむろに立ち上げるとギターを手にして弾きはじめた!
コンピレーションに収録された新曲「Turbo Boost」では、今までの流れから一歩踏み込んだ強い音で、新しい方向性を提示したKAGAMIだが、今後彼がどんなトラックを生み出していくのか、興味あるトコロ。
ちなみにライヴ後、バック・ステージに入っていく彼の姿を見かけたのだが、その手にフリスビーを持っていたのもまた、気になるトコロなのだ。(中に遊ぶところあったのかなあ?)
ベルリンを代表するテクノ/エレクトロニカ・レーベル“Bpitch Control”の女主宰。昨年のWIREではミニ・スカートを履いて、男性オーディエンスの目を潤ませたが、今年は上下タータン・チェック柄の長ズボンでした。(たぶん)ノーメークで髪の毛もナチュラルに伸ばした素朴な外観なのに、相変わらずキュート。選曲はハードテクノからエレクトロニカまで、聴きごたえのあるトラックをスピン。お尻をぷりっと持ち上げる独特のダンスを交えながらのかわいらしいDJに、フロアは大いに煽られた。今年のベストDJに挙げる人も多かったはず。
両日共にフル稼動となった、オーガナイザー・石野卓球。
お約束の「ワイアァァァァァ〜」というボイス・サンプリングで始まったステージは、前半は音数少なめでシンプルにじっくり攻めつつ、エフェクターで低音をカット、シャカシャカした音でフロアのテンションをMAXまで上げたら、キックをドンッ!と入れるような、大バコで非常に映えるプレイでフロアを湧かせていた。
後半に向けてはラテン・ハウスや歌モノが多くなる近年の卓球のプレイだが、もうWIRE04のアンセムと呼んでいいだろう、ALTER EGOの「ROCKER」や、Tim Deluxe「It Just Won't Do」なんて大ネタまで飛び出す手数の多さに圧倒されまくり。
※写真1
またSTERNEでも一緒に組んでいるVJ・DEVICE GIRLSとのコンビネーションも見どころのひとつで、電気のアーティスト写真で使われている、怪しげなかぶりモノ(※写真1参照)をした卓球がKUBRICK状の3Dキャラに変身、ものすごい数のキャラクターが列をなして歩くムービーは見ごたえ充分だ。
一時代を築いたUKテクノ界の巨匠、オービタルの解散前最後のライヴ。お決まりの光る眼鏡をかけて現われ、別段神妙な気配を見せることもなく機材位置に着く。照明がほとんど落とされた真っ暗な空間にまずはTB-303の名曲「Remind」が鳴り響く。さすが'90年代前半のレイヴ・サウンド。大会場にめちゃくちゃ映える! 「コレだよっ!」といきなり半泣きになってしまうのをこらえた人は私だけじゃないはず。
その後ニュー・アルバムからの新曲「You Lot」「One Perfect Sunrise」や代表曲「Halcyon」を演じるが、突然ボン・ジョヴィの曲をかけるという場面も。大きく手を広げて客を煽ったり、飛び跳ねたり最後とは思えないほどすっきりと楽しんでいる態度に余計感激してしまう。アンコールでは「Dr.Who」、そしてデビュー曲であり往年の名曲「Chime」で締め。曲が鳴り止んだ後は、前へ出て「アリガトウ」の仕草をし兄弟同士で抱き合っていたのが印象的だった。

【セットリスト】
・Remind
・You Lot
・The Box
・Satan
・Halcyon
・Bon Jovi「You Give Love A Bad Name」、The Darkness「I Believe In A Thing Called Love」、Belinda Carlisle「Heaven Is A Place On Earth」
・One Perfect Sunrise
・Impact
・Dr. Who
・Chime
昨年のベスト・アクトNo.1に挙げる人も多かったオルター・イーゴだが、今年もみせてくれました。とにかく音がかっこいい。夜もほどよく深まったいい時間帯にあまりにもマッチしていて、まるで砂漠で得た水のようにごくごくといくらでも飲んでいられる感覚。さらに、ほとんどのDJがかけていた今年の裏アンセムとも言うべき彼らの新曲「Rocker」が流れたときには、一気にフロアのヴォルテージが上がり、ロビーで休んでいる人までもがフロアに駆け込んでいく光景が見られた。イーゴさんさすが! フロア・チューンを作らせたら天下逸品です。
WIREのトリと言ったらこの人、ジェフ・ミルズが今年もメイン・フロアに登場。
28時過ぎからのステージにもかかわらず、超アッパー・プレイでフロアを圧倒した。DVJを使っていたのだろうか、スクリーンの中にはDVDに収録されたジェフ・ミルズ。前方にはリアルタイムでDJプレイ中の生ジェフ・ミルズ。映像と音がシンクロする不思議な体験にアリーナはもう陶酔。
中でも特筆すべきは(当日リアルに体験した人なら解るだろう)あの明け方、怒濤のアンコールラッシュ!アンコールを何度も求めるオーディエンスもオーディエンスだが、それに律儀に応じてBPM速め・超絶プレイのジェフ・ミルズ。あなたの辞書には「疲労」という二文字は存在しないのですか。さすが“宇宙人”たる由縁。
ちなみにこの宴は朝7時まで延々と続いたのだった…。


取材・文/ワシノミカ、佐藤裕子


■LINK
▼WIRE04オフィシャル・サイト: http://www.wire04.com/

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